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シリーズ・姫路の魅力を言葉に(1) 住み続けたいひめじプロジェクト始動!

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兵庫県姫路市

わくわくする未来のために、市の将来像を描く市民参加型プロジェクトがスタートしました。7月6日にはアクリエひめじでトークセッションを開催。その内容の一部を紹介します。

■プロジェクトの目的は?
2050年には、本市の人口は約9万人減少し、高齢化が進むと予想されています。それによって、地域経済の縮小や生活関連サービスの低下など、危機的状況に陥る恐れがあります。

▼未来に希望を持てるまちをつくりたい!
そのためには、今のうちから市民の皆さんと行政が協力して取り組む必要があります。

みんなが一丸となるためには、共通の旗印が必要です。そこで、市民の皆さんの声を集め、市の魅力や目指すべき姿を一言で表すブランドメッセージとロゴマークを作ります。

▼スタート
○7月 トークセッション
○8月~11月 ひめじ大会議
・姫路の魅力を発掘
・案を絞り込む

○7年1月頃 市民投票

■トークセッション
司会者:山崎祥之さん
参加者:
・次原悦子さん(実業家・東京在住)
・伊藤滋之さん(放送作家・東京在住)
・久保田智子(教育長・東京から移住)

▼市民参加型プロジェクトがスタート
次原:すごく良い企画ですね。市民の皆さんにプロジェクトを自分ごととして捉えてもらうのは大事なことです。周りを巻き込むムーブメントの始まりを感じます。

伊藤:「ブランドメッセージ」を難しく感じた人もいると思いますが、入口は簡単で、一人ひとりの素直な感覚や思いを積み上げることがゴールにつながると思います。

久保田:当事者が感じている言葉には、他には代えられない強さがあります。市民の皆さんの思いを探る中で、良い言葉が見つかるのではないでしょうか。

▼住み続けたいまちってどんなまち?
久保田:変化し続けるまちです。姫路には、わくわくできる新しいものと古いものとが両方あって、その調和があり、多様性のあるまちだと思います。

次原:未来に向けてすてきな思い出をつくれるまちがいいですね。

▼姫路の魅力とは?
久保田:姫路には、便利なものがちょうど良くそろっています。メイン以外にもいろいろある状況。

伊藤:駅があって、お店があって、お城を見ながら歩ける大手前通りと、味わい深いアーケード街と、世界遺産がある。僕が感じたのは、「半径1キロの満足度ナンバーワンのまち」です。とてもすてきなまちだと思いました。

次原:姫路の美容院で店員さんにまちの良いところを聞いたら、海と山と川がある小さなまち、それだけだと言っていました。え、それって、全部そろっているじゃないの、と思いましたよ。自分のまちの魅力に気付いていないのかもしれません。

伊藤:全部そろっているからこそ、逆に自分でその価値が分からなくなることもあります。素晴らしい点を具体的な言葉にすることで、市民の皆さんの自信につながるといいですね。

▼子育てしやすいまちとは?
次原:私がシングルマザーで子育てをやり切れたのは、持ちつ持たれつで子育てをシェアできる仲間がいたから。そういう環境が大事だと思います。

久保田:負担を減らすというよりも、負担感を減らすことが重要です。シェアできる人がいると負担感は減りますね。私には5歳の娘がいますが、姫路では週末ごとにいろんなイベントがあり、自然も身近にあって、資源が豊富で助かっています。

次原:子育てにおける罪悪感が減ることも大切です。

久保田:本当にそうです。子どもを預けるときも、「こんなに楽しい保育園に通えて子どもは幸せだ」と思えるかどうかで、だいぶ違います。また、東京にいた頃は、子どもに何か体験させようとすると、その場所へ移動するだけで親が疲れていました。姫路では、快適に移動できて、子どもと一緒に体験を100パーセント楽しめます。姫路は「とかいなか」で、都会と自然の両方が近く、アクセスしやすい環境。例えば伊勢自然の里など、程よく手入れされた自然のある場所へ気軽に行けるのは、他ではなかなかないと思います。

次原:体験格差という言葉があって、子どもの頃にどんな体験ができるかはすごく大切。姫路は体験の機会が豊富でうらやましいです。親としては、イベントの情報入手や申し込みが、スマホで簡単にできると嬉しいですね。

伊藤:会場からの意見(下記)にあるような、地域のコミュニケーションがあるのもいいですね。

▼「伝える」を「伝わる」に変える
伊藤:テレビの仕事では、テレビを見た人がその話題を別の誰かに伝えたくなるよう心掛けていました。このプロジェクトも、伝わっていくことが大切だと思います。

次原:松下幸之助は新入社員に対し、「自分の会社は素晴らしい」と両親に話すよう言ったそうです。そこから次々と周囲に伝わるということですね。

久保田:市民の皆さんは、それぞれ独自の物語を持っています。それを実感のこもった言葉にして、SNSなどで発信することで、見えてくるものがあると思います。

山崎:このプロジェクトは、市民の皆さんが関わってくれるかどうかが鍵です。多くの人に、自分のまちを言葉にする活動に参加してほしいですね。

■姫路ってどんなまち?会場の参加者からの意見
・商売を始めましたが、姫路はいろんなものがちょうど良く未発達で、人口が多く、チャンスにあふれたまちだと思います
・ポテンシャルはあるのにそれが外部に伝わっていない部分があり、もったいないと思います
・息子が小さい頃、みゆき通り商店街でハイハイしたことがありました。周囲の人が優しく対応してくれて、人の温かさを感じました
・探している商品があるかどうかお店で尋ねたとき、「自分の店にはないけど、あっちの店にあるよ」と商売抜きで教えてくれました
・交通の便が良く、科学館など子どもを遊ばせる場所もあり、ちょうど良いまちだと思います

■あなたはどう思いますか?
「ひめじ大会議」に参加して姫路の魅力を語り合いましょう!
公式ウェブサイト 参加申し込みはこちらから
※本紙の二次元コードを読み取りご確認ください。
ID:27239

問合せ:ひめじ創生戦略室
【電話】221-2833

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