■「キエーロ」で家庭の生ごみ問題を解決
宍粟市の燃やすごみのうち、約3割が生ごみです。生ごみを減らすために全国的に注目されているのが「キエーロ」です。キエーロは、土の力で生ごみを分解する生ごみ処理器。普通の生ごみ処理機と違い、土の中にいる微生物が生ごみを分解するため、ラーメンの残り汁や揚げ物の残り油なども入れることができます。ごみの水切りも不要。においや虫が発生せず、土は堆肥にもなります。生ごみを減らすために家庭でキエーロを使ってみませんか。
▼キエーロを利用している千種町の雛倉さんにインタビューしました
以前は畑にあるコンポスターに生ごみを捨てていた雛倉夏美(ひなくらなつみ)さん。夜に出た生ごみを一晩、家においておくのが気になっていたところ、今年8月に市のキエーロ作製講座を知り、悩みを解決できるのではと思い、参加しました。作製したキエーロを家に設置したことで、夜でも手軽に処分できるようになり、「キエーロが生活の必需品になった」といいます。堆肥になった土の活用について尋ねると「まだ使っていないけど、花や野菜の栽培に使ってみたい」と話してくれました。
▽雛倉さんのキエーロの使い方
(1)出入口に設置
(ふたを開けて近くで嗅いでみても、土の匂いしかしない)
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(2)ごみを埋めるために20センチほどの穴を掘ります
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(3)生ごみを投入し、分解しやすいようにスコップでつぶします
※太い骨やカボチャの種、トウモロコシの芯などは分解できません
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(4)土をかぶせます。埋めた場所にしるしを付けて待ちます。
(夏場は5日、冬場は2週間程度で生ごみがなくなります)
◆使って!宍粟版キエーロ
市では宍粟材を使った「宍粟版キエーロ」の活用を推進しています。
・購入方法などくわしくはコチラ(二次元コードは本紙をご覧ください)
問合せ:生活衛生課
【電話】63-3506
■ごみは正しく出しましょう!
ごみの出し方を誤ると、処理施設の故障や火災などの原因になったり、資源物として回収できなくなったりします。正しく分別して出しましょう。
・ごみのくわしい出し方はコチラ(二次元コードは本紙をご覧ください)
○布団などの粗大ごみ
袋に入れず、紐で縛り、粗大ごみシールを貼って「粗大ごみ」の収集日に出しましょう。
○プラ容器包装
きれいに洗って透明な袋に入れて出しましょう。汚れが落ちない場合は「もやすごみ」で出しましょう。
○ペットボトル
キャップとラベルを取り除き、水で洗って、平たくつぶしてから出しましょう。汚れが落ちないものは「もやすごみ」で出しましょう。
○ガスカセット缶・スプレー缶など
中身を使い切って「不燃ごみ」で出しましょう。穴空けは不要です。資源物としては収集できません。
○小型家電
電池を取り外してから「不燃ごみ」で出しましょう。市役所と市民局に回収ボックス(袋・シール不要)もあります。
※電池が入ったままだと、収集車や処理施設で火災が発生することがあります。
○充電式電池
「特殊ごみ」です。指定の収集日、または市役所と市民局の回収ボックス(袋・シール不要)に出しましょう。
※モバイルバッテリーや電子タバコも「特殊ごみ」です。
◆ごみの分別に困ったら
ごみや資源物をどうやって出せばいいのか分からないときは、市公式ラインが便利です。ごみの種類や名称を入力するだけで、すぐに処理方法を答えてくれます。
・ライン登録はコチラ(二次元コードは本紙をご覧ください)
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