しそうトピックス

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■小水力発電で地域活性化へ　黒土川小水力発電合同会社に環境大臣表彰
「令和5年度気候変動アクション環境大臣表彰」に千種町の黒土川小水力発電合同会社が選ばれました。同社は令和元年9月に同町黒土地区の住民らが設立。少子高齢化が進む地域を元気にしようと、7年前から黒土川の水流を利用した小水力発電所の整備を計画していました。その後、会社設立などを経て昨年4月から発電所を本格稼働。現在、社員数は10人で、発電は渇水期でも順調だといいます。同社代表の春名玄貴(はるき・本紙写真中)さんは「宍粟市は立地に恵まれている。ほかの自治会などでも小水力発電に取り組み、地域活性化につなげてほしい」と受賞を喜びました。

■来春一つに城下・戸原小　新校名「山崎南小学校」、協議会が選定
山崎町城下・戸原地区の自治会やPTA、小中学校などでつくる「学校規模適正化山崎南中学校区協議会」がこのほど、令和7年4月に新しく開校する小学校の名称を「宍粟市立山崎南小学校」とすることを決めました。名称は10月から11月にかけて同協議会が校区内の住民などを対象に募集。応募総数205件のうち、同じ名称を除く61件から選定されました。同協議会の西明寺正己(さいみょうじまさみ・本紙写真右から2)会長は「みんなの思いを反映した、親しみやすい名前になった」と話しました。名称は今後、教育委員会と議会での審議を経て正式に決定されます。

■官民連携事業研究所と市が連携協定
自治体と企業の連携創出事業を展開する「株式会社官民連携事業研究所」(大阪府)と市が12月18日、連携協定を締結しました。協定では同社が市へ地域の課題解決に寄与する企業の紹介や官民連携事業に関する助言などをするほか、同社が運営する官民連携寄贈プラットフォーム「アリアドネ」を利用した取り組みが進められます。アリアドネはベビー用品や食料品など企業が廃棄予定の商品を登録し、商品を欲しい自治体が寄付を受けられるというもので、この仕組みは子育て支援や防災などに活用されます。協定式で同社の鷲見英利代表取締役社長(本紙写真左)は「宍粟市の課題を一緒に解決していきたい」と力を込めました。

■特殊詐欺防止、コンビニ店員2人に署長感謝状
特殊詐欺を未然に防いだとして、宍粟警察署はローソン宍粟一宮店のアルバイト従業員、上山純白(すぴか・本紙写真左・一宮町)さんと増池与恵(あたえ・本紙写真右・同)さんに署長感謝状を贈りました。同署などによると、11月11日15時ごろ、市内の60代男性が店を訪れ、増池さんに電子マネー(8万円分)の購入方法をたずねました。増池さんが現金でしか買えないことを伝えると、男性は郵便局のATMに向かうといい、店を出ていきました。その間に増池さんは上山さんに相談。金額の大きさなどから二人は詐欺を疑い110番通報をし、男性が戻ってきたところで話を聞くと、架空請求だったことが判明しました。贈呈式で二人は「被害が防げて良かった」と笑顔で話しました。

■棚田米をブランド化　飯見夢むら棚田の会が農林水産大臣賞
波賀町飯見地区の住民グループ「飯見夢むら棚田の会」が、農林水産省の「令和5年度豊かなむらづくり全国表彰事業」の近畿ブロックで農林水産大臣賞を受賞しました。飯見地区には171枚、17ヘクタールの棚田が広がり、耕作放棄田はなく、そのすべてで米作りが行われています。同会は平成17年に発足してから、主に米のブランド化に取り組んでおり、棚田で作る米は農薬の使用量など一定の基準を満たした「ひょうご安心ブランド」にも認定されています。同会の岡田初雄会長(本紙写真左)は「受賞がほかの地域で棚田米を作る人たちの励みになれば」と喜びを語りました。

■正月用のしめ縄作り　千種小中生が挑戦
千種町内の小中学生らが12月5日、新年を迎える準備として正月用のしめ縄作りに挑戦しました。同町で毎年この時期に行われる恒例行事。子どもたちは自治会ごとに分かれ、それぞれの自治会館などで地元老人クラブのメンバーから手ほどきを受けながら、正月飾りを完成させました。千種小学校5年の瀧本楓磨さんは「おじいちゃんたちと一緒に中学生も教えてくれて、うまく作れた」と笑顔でした。

■「辰」大絵馬お目見え
2024年の干支「辰」が描かれた大絵馬が一宮町の御形神社にお目見えしました。絵馬は高さ4.5メートル、幅7.2メートル。町おこしにと、同神社が平成5年から制作しており、今回で32回目の掛け替えとなります。近くに住む辰年生まれの進藤恵以(けい・一宮北小学校5年)さんは、鋭い眼光の辰を見上げながら「大絵馬の掛け替えは毎年わくわくする。辰がとにかくかっこいい」と声を弾ませました。

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