全国の小学5年生と中学2年生を対象とした「令和5年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査」が昨年4月から7月にかけて実施されました。この調査は、子どもの運動に関して全国的な状況を把握・分析することにより、子どもの体力向上に向けての課題を検証し、学校における体育・健康の指導改善などに役立てるものです。調査内容は、握力や上体起こし、ボール投げ、持久走など8種目の実技と運動や生活習慣などに関する質問です。今月は調査結果をもとに、宍粟の子どもたちの運動能力の実態についてお知らせします。
◆グラフ1 実技調査の結果
※全国の平均値を50とし、宍粟の子どもの平均値は赤線で表示されています。数値が大きいほど優れています。
▽小5男子
▽小5女子
▽中2男子
▽中2女子
■実技調査の結果 全国を上回る種目多数
実技調査(グラフ1参照)では、筋力・持久力・瞬発力の5種目において、小中学校男女すべてで全国平均と同じ、あるいは上回る結果となりました。特に小学校女子、中学校男女では、8種目中7種目で全国平均を上回っていました。
また、毎年課題となっている柔軟性(長座体前屈)は、全国平均をわずかに下回っていますが、前年度と比べると、中学校では男子が4.2ポイント、女子が2.2ポイント改善されています。
引き続き、子どもたちが運動に取り組む「しーたんチャレンジ」などを活用して、課題の克服をめざします。
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