■地域ぐるみの読み聞かせなど評価 波賀幼稚園が読書活動で文部科学大臣表彰
波賀幼稚園が4月23日、令和6年度「子供の読書活動優秀実践園」に選ばれ、文部科学大臣表彰を受賞しました。子どもたちに読書の楽しさを伝え、読書習慣を育む優れた活動を称える賞で、今年度は全国で40園、県内で2園が選ばれました。同園では、絵本コーナーを季節ごとに入れ替えたり、移動図書館車で児童が毎月絵本を借りたりするほか、保護者や地域住民、地元小学生による読み聞かせなどを実施。地域ぐるみの読書活動が評価され受賞となりました。同園の中田満子園長は「長年の活動が評価され嬉しい。今後も子どもたちの読書活動に力を入れたい」と笑顔でした。
■“新たな教育の拠点”総合教育センターオープン
今年度から創設された宍粟市立総合教育センターのオープニングセレモニーが5月24日、同センターで開かれ、教育関係者ら約50人が参加しました。旧メイプル福祉センターを活用した同センターでは、宍粟市立教育研修所が担ってきた教職員育成のための研修機能に加え、学校生活などで困難や課題を抱える子どもや保護者に対する教育相談と支援のほか、教職員や保育士による就学前教育・義務教育に関する調査研究などを行います。セレモニーのあいさつで中田直人教育長は「この施設が宍粟の教育の新しい拠点となり持続的に機能を発揮することを願う」と話しました。
■初交流行事で児童生徒ら親交深める はりま一宮小と一宮南中が小中一貫校に
はりま一宮小学校と一宮南中学校がこの4月から、義務教育の9年間で一貫した教育を行う併設型小中一貫校「一宮南学園」としてスタートしました。小学1年生から中学3年生までを1年生から9年生までの通しの学年で呼び、小中学校が合同で学校行事に取り組んだり、両校の教師が相互に乗り入れ授業を行ったりします。5月8日には両校の全児童生徒が参加する初めての交流行事が行われ、中学校生徒会が企画したレクリエーションを楽しみました。生徒会の北脇快都(かいと・9年生)さんは「交流会で深まった仲を次の行事にも生かしていきたい」と話しました。
■往年の名車が大集合
クラシックカーが県内各地を巡るラリーイベント「コッパディ姫路2024」が開催され、6月1日には往年の名車約100台が宍粟市に大集合し、山崎町の商店街を駆け抜けました。ポルシェやジャガーなど歴史的名車が通過するたび、通りに集まった地域住民やクラシックカーファンから声援が送られました。ラリー参加者は「宍粟は地域の盛り上がりが感じられて走るのが楽しかった」と笑顔でした。
■千種の小中生がお茶づくり 茶摘み体験などで交流深める
千種小学校4年生10人と千種中学校2年生8人が5月13日、同中学校でお茶づくりに挑戦しました。小中連携授業の一環で、中学生が小学生をサポートしながら茶葉の摘み取りから乾燥までを体験。児童生徒らは「煎る・揉む」など製茶の工程を学びながら交流を深めました。千種中学校の中村翠希(みずき)さんと小野華菜さんは「事前学習していたので、みんなで協力して作業できた」と話しました。
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