■地域で子どもの成長を支援する
清和台コミュニティ協議会 福祉部会長 武田由美子さん
○地域で支えるこども食堂
「こども食堂は、地域の理解と協力に支えられています。今後も、自分たちにできることをコツコツと進めていきたいです」
そう話すのは、清和台コミュニティ協議会・福祉部会長の武田由美子さん。武田さんは他のスタッフと一緒に、9月から毎月第2・4金曜日に清和台公民館で開かれるこども食堂「せいわだいあつまるん場」を運営しています。清和台在住の小・中学生を対象に登録制で実施。食事だけではなく宿題などの勉強や交流の場として利用されています。
○熱い思いが地域を動かす
1月下旬に同地域内に住む高齢の夫婦から、子どもたちの居場所をつくりたいと相談があったと話します。
「調理師の経験を生かして、できたてのご飯の提供など、おとなと子どもがふれあえる場所を清和台でつくりたいと、ご夫婦から相談がありました。私たち福祉部会も、子どもたちの居場所づくりのために何かできることはないかと考えているところでした」
こども食堂の実現のため、コミュニティ全体で取り組んだと武田さん。「調理ができる場所を探すのに苦労しました。自治会館では調理場が無かったり、空き家などの民家を活用する場合は、近隣住民への配慮や理解を得ることが必要だったり。場所の確保に加え、継続した運営ができるのかと悩んでいたところ、ご夫婦の熱い思いを受け、コミュニティ全体の活動として清和台公民館で始めることになりました」
○地域に浸透させて活動を継続する
活動はまだ始まったばかりだと武田さん。
「清和台全域に配布したボランティア募集のチラシを見て、予想以上に多くの人が参加してくれています。もちろん、まだ活動はスタートしたばかりなので、継続させることが大切。まず、こども食堂があることを地域の多くの人に知ってほしいですね。こども食堂をきっかけに、今まで地域で関わりのなかった人たちに、一人でも多く地域の活動に参加してもらえたらうれしいです」
問合せ:参画協働課
【電話】072-740-1600
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