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子育てSTYLE One Point

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兵庫県川西市

■子どもの意思を尊重する
○自発的な遊びが主体性を育む子どもの思いを受け止めて
子どもにとって自発的な遊びは大事です。園所では5歳児までの子どもたちが興味や関心に基づいて、主体的に遊んでいます。就学前の時期に遊びや生活の中で育まれる主体性は、小学校以降の学びの意欲や人格形成の土台になると言われています。園所では自ら試行錯誤したり、時にはクラスの友達と遊びの方向について話したりするなど、やりたいことを決める機会を大切にしています。保育者は環境を整え、言葉を掛けるなどの援助を行います。
ひと昔前は「子どもは未熟で小さいから何もできない」と考えがちでしたが、子育てや保育の現場では、「子どもは小さくても意思があり、一人の人として尊重されるべき」と考えています。これは、令和5年4月に施行された「こども基本法」の中でもより明確に示されています。
しかし「子どもの思いを優先するとわがままになるのでは」と不安になる人もいます。子どもに任せながらも、おとなの気持ちや願いを伝えることも必要です。子どもとおとなの思いのバランスを、状況に応じてどのように保つのかが難しいところでもあります。
そのためにも、目の前の子どもが何を感じているのか、何をやりたいと思っているのかを探ることはとても重要です。どんなに小さくても子どもの表情や目線、仕草や会話の中にヒントはあります。「こんなふうにしたかったんだね」と子どもの思いをゆったり受け止め、言葉にするのもいいですね。

問合せ:教育保育課
【電話】072-740-1212

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