今月の担当は…教育保育課
■五感を養う
◇スマートフォンなどで情報を得ることが多い現代
直接嗅ぐなどして、五感を養うことが大切です
園庭の草花で遊んでいた子どもが「いい匂いがする!」と先生や友達に手に持った葉っぱを差し出していました。葉っぱを嗅いでみると、爽やかなレモンの匂いがします。いい匂いがする草があることに気付いた子どもは、「他の草花はどんな匂いがするんだろう」と、園庭の植物の匂いを確かめ始めました。
植物によってさまざまな匂いがすることに気付くと、新しい発見をするたびに葉っぱや花を摘んで画用紙にテープで貼っていきます。やがて、画用紙を本のように貼り合わせ「においずかん」が出来上がりました。
子どもが身近な自然と触れ合い、美しさや不思議さに心を動かされ、遊びに取り入れていけるよう、園庭には草花や木々が植えられています。葉っぱの匂いを発見した子どものように、体験を通して好奇心や探究心が培われ、心豊かに育っていきます。
子どもは、スマートフォンなどさまざまな情報機器に触れる機会が多くなっています。それらは視覚的要素が大きく、感触や匂いのように感覚を刺激することは少ないのではないでしょうか。
季節が移り変わるこの時期も、虫の鳴き声が聞こえてきたり花の香りが漂ってきたりすることでしょう。おとなも子どもが自然と関わる中で、発見したり不思議に感じたりしたことに共感しながら、さまざまな感覚を使って一緒に楽しんでいきたいですね。
問合せ:教育保育課
【電話】072-740-1254
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