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自治体の皆さまへ

意外と知らない体の話

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兵庫県川西市

■動悸(どうき)を感じたら自己検脈を
◇脈の測り方
胸がドキドキする、脈が速いなどの症状をまとめて動悸と言います。このような症状を感じたら、自分で脈を測ってみてください。左手首の親指付け根の筋の横にある細長いくぼみを右手の人差し指~薬指の3本の指の腹で押さえると脈が分かります。分かりにくい場合は、手のひらを上に向けて肘を伸ばし、肘の中心のくぼみより少し内側を右手の3本指で押さえると脈をとれます。15秒間の脈回数を数えて4倍すると1分当たりの脈拍数が分かります。

◇自己検脈の大切さ
動悸の脈パターンは次の3種です。
(1)基本は一定間隔だが時々休みの拍がある
(2)間隔が長短バラバラ
(3)安静にしているのに1分間当たり120回以上。
(1)は期外収縮、(2)は心房細動、(3)は上室頻拍や心室頻拍などの可能性があります。不整脈の種類で治療方法や緊急度、重症度が変わるため、見極めが重要です。(1)は軽症のことが多いです。(2)と(3)は中~重症である可能性があるため、受診を急ぎましょう。
家庭用機器では、血圧計の不規則脈波検知機能やスマート・ウォッチの脈拍検査機能が役立ちます。
不整脈を正確に診断するには、医療機関での検査が必要です。心電図や長時間(ホルター)心電図、長期間植込み型心電図などさまざまな検査方法があります。気になることがあれば、かかりつけ医などに相談を。
(市医師会 牧野寛史)

問合せ:川西市医師会ホームページ
【HP】http://www.kawamed.or.jp/indexpc.html

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