新温泉町「全国学力・学習状況調査」の結果(2)

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■家庭へのお願い
「生きる力」を育むための確かな学力の育成には、学校と家庭との連携が重要です。

▼「早寝・早起き・朝ごはん」基本的な生活習慣の定着を
質問紙調査によると、「毎日、同じくらいの時刻に寝る」の項目で小学校が全国平均を上回っています。「朝食を毎日食べている」「毎日、同じくらいの時刻に起きる」の項目は、全国平均と同程度です。
朝食を毎日食べている児童の正答率は、あまり食べていない児童より、国語で15・1%、算数で34・1%高くなっています。基本的生活習慣を身に着けることで、意欲的に学習に取り組むことができるようになります。
また、学力向上には、家庭での学習習慣の確立が大事です。小学校では平日一日一時間以上家庭学習をする児童の割合は全国平均と同程度ですが、中学校では下回っています。

▽平日に1時間以上家庭学習をする児童生徒の割合[%]

▼家庭学習の習慣の確立を
家庭での学習時間を確保するためには、テレビ・ゲーム・SNS等のメディアとの付き合い方を考えることが大切です。「新温泉町家庭教育の手引き」を参照していただき、自分で時間を決めて守れるようお導きください。

▼豊かな読書活動の充実を
平日に一日30分以上読書する児童の正答率は、全くしない児童と比べて、国語で8・9%、算数で16%高くなっています。子どもが興味を持っている分野の本をそろえるなど読書環境を整えることで、読書好きな子どもを育てることが大切です。

■地域の方へお願い
子どもたちへの教育は学校だけで行われるものではありません。地域住民や企業、NPOなど様々な専門知識・能力を持った地域人材が関わることで、将来を生き抜く子どもたちに、実社会に裏打ちされた幅広い知識・能力を育成することができます。
質問紙調査によると「地域の行事に参加する」児童生徒の割合は、全国平均を大きく上回っています。
一方で、「地域や社会をよくするために何かしてみたいと思う」児童生徒の割合は、全国平均と同程度です。学校と地域との緊密な連携を通して、主体的に地域のことを考える子どもを育てていくことが大切です。

▽地域の行事に参加する児童生徒の割合[%]

▼地域ぐるみで子どもを育てる体制づくりを
本年度よりすべての小中学校でコミュニティ・スクールを完全実施しています。「地域に愛された子は地域を愛すそして地域を忘れない」
地域の未来をつくる子どもたちを育てるためにも、学校と地域がつながりあって、子どもたちの成長を支えていきましょう。

問合せ：こども教育課
【電話】82-5627