■家庭へのお願い
「生きる力」を育むための確かな学力の育成には、学校と家庭との連携が重要です。
▼「早寝・早起き・朝ごはん」基本的な生活習慣の定着を
質問紙調査によると、「毎日、同じくらいの時刻に寝る」「毎日、同じくらいの時刻に起きる」の項目で小中学校とも全国平均を上回っています。「朝食を毎日食べている」の項目は、全国平均と同程度です。
朝食を毎日食べている児童の正答率は、食べていない児童より、国語でも算数でも高くなっています。基本的生活習慣を身に付けることで、意欲的に学習に取り組みやすくなります。
▼家庭学習の習慣の確立を
学力向上には、家庭での学習習慣の確立が大事です。小学校でも中学校でも、平日一日1時間以上家庭学習をする児童の割合は全国平均と同程度です。学年×10分をめやすに家庭学習の時間を確保するよう町全体で取り組んでいます。
▽平日に1時間以上家庭学習をする児童生徒の割合[%]
家庭での学習時間を確保するためには、テレビ・ゲーム・SNS等のメディアと上手に付き合うことが大切です。
普段一日あたりテレビ・ゲームをする時間が1時間未満の児童の正答率は、2時間以上、3時間未満の児童より、国語でも、算数でも高くなっています。
また、普段一日あたり携帯電話やスマートフォンでSNSや動画視聴をする時間が1時間未満の児童の正答率は、3時間以上、4時間未満の児童より、国語でも算数でも高くなっています。
学習に支障のないテレビ・ゲーム・SNS等の時間は、一日2時間程度と言われています。「新温泉町家庭学習の手引き」を参照していただき、自分で時間を決めて守れるようお子さんと話し合ってお導きください。
▼計画的に学習し、読書の時間確保を
過去の全国学力・学習状況調査の分析によると、読書が好きな児童生徒ほど教科の学力が高い傾向にあります。ただし、読書時間の長さは必ずしも教科の学力に結びつくとは限りません。読書の時間は長いのに、学力が低い児童生徒は、テレビやゲーム等にも時間を費やしていることが分かっています。学力の高い児童生徒は、平日の時間を計画的に使って読書の時間を生み出しているのです。
家におよそ26冊~100冊の本がある児童の正答率は、0冊~10冊ある児童より、国語でも、算数でも高くなっています。
子どもが興味を持っている分野の本をそろえるなど読書環境を整え、読書好きな子どもを育てることも学力向上につながります。
問合せ:こども教育課
【電話】82-5627
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