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新温泉町文化会館だより(2)

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兵庫県新温泉町

▽第3回「ネット社会における部落差別と人種~誰もが一人の人間として尊重される社会の実現をめざして~」
とき:8月28日(水)午後7時~8時15分
・『大切な人』視聴(34分)(令和5年度作成兵庫県人権啓発ビデオ)
現代社会におけるインターネッとは利便性が高く、SNSや動画投稿サイトなどを通して自由に意見表明することができるのが特徴です。一方で、インターネット上では他者からの評価が自身の評価と誤認し、部落差別・外国人差別といった偏見や差別を助長するような情報を発信する行為が見られます。ときに投稿者自身も、第三者から誹謗中傷を受けることがあり、現在深刻な人権問題となっています。
インターネット上の一部の情報が、誤った認識や差別意識を助長すること、表現の自由を逸脱した許されない行為であると気づく大切さ、差別されている当事者が訴え続けるという負担を強いる社会構造の実態について理解するとともに、差別のない社会、誰もが一人の人間として尊重される社会の実現を目指すことを目的としてこのドラマは制作されています。
・講話(人権啓発指導員…岡本潔政さん)

▽第4回「同和問題」
とき:9月25日(水)午後7時~8時15分
・『芸能と差別~文化を生み育てた人々~』視聴(20分)
日本の伝統的な芸能である、能、狂言、歌舞伎、文楽、舞踊、漫才、落語、講談、獅子舞、猿回し、曲芸などなど。それらはいったいどのようにして生み出され、今に伝わってきたのでしょう。室町時代に活躍した観阿弥・世阿弥親子が洗練させた能は、狂言も加えて民衆の心をとらえ、広い支持を得ていましたが、彼らは言われなく差別されていましたが、将軍や大名たちの保護を広く受け、武士から庶民にまで愛される日本の代表的な芸能の地位を獲得しました。そして、その後の歌舞伎や人形浄瑠璃などの芸能も、被差別民によって担われていましたが、多くの人たちの人気を博していくと、差別を乗り越えた交流が広がっていきました。
このDVDは、室町時代から江戸時代後期に至るまでの能、歌舞伎、人形浄瑠璃などを取り上げつつ、現代にも伝わる徳島県の「門付け芸」や富山県の「おわら風の盆」などを実際に取材し、消えかかった芸能を保存、継承してきた方々へのインタビューを取り入れ、いかに芸能が差別を乗り越えて支援した民衆によって支えられ発展し、現在まで継承されているかを学ぶ作品になっています。
・講話(人権啓発指導員…日浦智さん)

▽第5回「お互いを生かし合うための人権」
とき:10月23日(水)午後7時~8時15分
・『多様性入門』視聴(29分)
企業では今、多様性を尊重することへの重要性がますます高まっています。企業内には以前と比べて多様な価値観、多様な属性を持った働き手が増えており、また、均一な商品・サービスではフォローしきれない多様なニーズが社会に生まれています。多様性とは、外国人、障がい者、高齢者などの多様な価値を私たちが受け入れることと認識されています。しかし、この作品は、その思い込みに対して一石を投じるものになっています。
このDVDは、多様性とは、ある集団が多様な人を受け入れようという認識ではなく、集団に属するすべての個人がそれぞれに個性を持ち、それぞれの違いをお互いに認め、生かし合うことだということをテーマに据えています。
・講話(人権啓発指導員…中村勝明さん)
・閉講あいさつ

問合せ:新温泉町文化会館
【電話】82-3328

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