■ダニ媒介感染症とは
病原体を保有する「マダニ」や「ツツガムシ」に咬まれることで感染する病気のことです。
草むらや野山などに生息し、特にシカやイノシシといった野生動物が出没する場所に多くいます。病原体を保有するのはその一部ですが、咬まれた場合、「日本紅斑熱」「重症熱性血小板減少症候群(SFTF)」などの感染症を発症することがあります。
■予防のために大切なこと
野外で活動す時は長袖・長ズボン・長靴を着用し、シャツはズボンの中に入れるなど肌の露出を避けましょう。白色系の服を着用するとダニの付着が確認しやすいのでおすすめです。
虫除けスプレー(ディート、イカリジンの成分を含むもの)を使用しましょう。帰宅後はすぐに衣服を着替え、入浴し、ダニに咬まれていないかを確認しましょう。猫や犬を飼っている場合は、ダニ禁忌剤を用いましょう。
■もし、マダニ等に咬まれたら
マダニ類の多くは、長時間(10日以上のこともある)吸血します。無理に引き抜こうとせず、皮膚科などの医療機関で処置を受けましょう。咬まれた後2~3週間は体調の変化に注意し、発熱・発疹・下痢等の症状が出た場合はすぐに医療機関を受診しましょう。受診の際は、マダニにいつ、どこで咬まれたのかを医師に伝えましょう。
問合せ:豊岡健康福祉事務所健康管理課
【電話】(0796)26-3660
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