『ちいき』の皆さんが、自然などを活かし、子どもたちがのびのびと育つとともに、子育て中のパパ・ママも楽しみながら子育てできるよう、さまざまな活動に取り組まれています。
■子どもたちがのびのびと育つまちづくり
01 子どもの健全育成・地域交流 NPO法人海運堂(かいうんどう)
NPO法人海運堂は、子どもの健全育成・地域交流を目的に活動する団体。子どもたちが、こころもからだも満たされて、のびのびと育つことができる場作りをされています。朝来市の豊かな自然に親子で親しむ「のあそび部」、子どもたちの自由な遊び場「あさごプレーパーク」、絵本や児童書に親しむ文庫「おうち図書館」の3つの活動をされています。砂田さんは、子育て世帯と地域がつながること・保護者同士がつながること・子どもたちの「やってみたい」気持ちを大切にしながら、日々活動されています。
※NPO法人海運堂の活動は本紙掲載の二次元バーコードから確認ください。
■やってみたい!と思う気持ちを大切にしたい
02 地域資源を活かしたお宝探検隊 与布土地域自治協議会 はぐくみの郷部会
与布土地域自治協議会では、地域の子どもたちを地域で育む取り組みが行われています。山東町内の小学校が梁瀬小学校に統合される平成23年4月まで、地域に学童保育がなかったことから自治協で学童保育が実施され、その他にも夏休みにキャンプを楽しむ「わくわくキャンプ」も実施されていました。昨年からは、「与布土お宝探検隊」を開始し、生き物探しや川遊び、農作物の収穫など、年間を通じて、地域の自然などを活かした活動を実施されています。 「与布土お宝探検隊」ではある程度のプログラムは計画していますが、参加する子どもたちに団体行動を押し付けるのではなく、子どもたちの「やってみたい」という主体性を大切にしています。また、地域の皆さんが見守る中での活動であるため、子どもたち自身が自ら考え、チャレンジする意欲にもつながっています。昨年の夏も高い場所からの川への飛び込みを成功させた子どもがいたそうです。
山縣さんは「自分たちが子どものころ体験したような豊かな自然を子どもたちにも味わってほしい。そして、たくさん思い出を作ることで、地元の良さを知ってほしい」と活動の思いを話されました。
■人とつながり幸せがつながる
03 子ども食堂 たけだスマイル食堂
十倉さん夫妻は現在、「たけだスマイル食堂」という名前で子ども食堂を運営されており、月に一度程度、市内全域の子どもたちを対象に90食のお弁当を提供されています。この取り組みは5年前に真実子さんが、子育ての大変さを実感し、子育てママさんたちの心のよりどころになればと思い始めた「カレー食堂」がきっかけとなっており、現在も地域の皆さんの協力により運営を続けられています。また現在は、市内企業から提供される野菜やお菓子を配る「フードパントリー」の取り組みも行われ、市内のフードロス削減にも大きく貢献されています。
十倉さん夫妻は「この場所が子育てママや子どもたち、いろいろな人の助け合いの場になれば」と話されました。
■若者で竹田地域を元気にしたい
04 地域の子どもの体験活動 竹田とらふす会
竹田とらふす会では「竹田地域を竹田の若者で盛り上げたい」との思いをもつ、竹田地域の20代から50代と幅広い世代の皆さんがつどい、さまざまな活動を行っています。現在は竹田地域自治協議会まなび隊と合同で、地域の子どもたちを対象とした立雲峡ハイキング、サツマイモ掘り、町なか散策、座禅体験などをほぼ毎月開催されています。また、地域イベントにも積極的に出店し、子どもたちが楽しめる催しブースの運営なども行っています。
実行委員長の藤岡さんは「若者で竹田を盛り上げたい。参加してくれる子どもたちの成長を見るのが楽しみ。子どもたちにも、地域を好きになってほしい」と活動の想いを話されました。
■子育てママはいつもキレイでいてほしい
05 子育てママの美容サロン エステサロン・POLA
吉田さんは、結婚前、化粧品に関わる仕事をされていました。結婚後、自身が子育てを経験する中で社会からの疎外感を感じたといいます。その経験から、子育てママさんたちには「社会との接点を意識し、美容に対する意識をいつまでも持ち続けてほしい」との思いから、昨年5月に自宅の一室を美容サロンに改修し、開業されました。サロンでの施術以外にも、市内こども園からの依頼があれば、こども園に出向き、子育てしながらでもできるストレッチなどのレクチャーも行っています。
吉田さんは「ママさんたちが子育て疲れすることなく、自分を大切にする機会を増やせるよう、美容という側面から支援したい」と話されました。
※詳しくは本紙をご覧ください。
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