朝来市のごみは12分類で、南但クリーンセンターが収集しています。南但クリーンセンターでは、燃やすごみのうち、生ごみなどのメタン発酵に適するごみからバイオガスを回収し発電しています。そして、メタン発酵に適さないプラスチック類や発酵後に残ったものは焼却処理します。また、不燃ごみや大型ごみは、資源物を回収し、かん類などの資源ごみとともに再資源化しています。
家庭でのごみの分別は、再利用できる資源を増やし、ごみ処理にかかる費用や埋立処分量を減らします。美しい環境と豊かで恵まれた生活を未来の子どもたちに引き継いでいくため、ごみを減らして、資源や物を大切に使う、環境と経済が両立した持続可能な循環型社会をみんなでつくりましょう。
■ごみの分別やルールを守らないとどんな影響があるのでしょうか
●温室効果ガスが発生する
朝来市では、1人が一日に出す家庭ごみの量は580グラム(令和4年度)で、南但クリーンセンターに持ち込まれた家庭ごみの搬入量は6,094トン(令和4年度)もありました。
ごみを焼やすと多くの二酸化炭素が発生するので、燃やすごみの量が多いほど温室効果ガスの量が増え、地球温暖化の進行につながります。特に、ペットボトルなどのプラスチック製品は化石燃料から作られているため、分別せずに燃やしてしまうと、より多くの二酸化炭素を発生させてしまいます。
●環境汚染・動植物への悪影響につながる
処理の方法が分からず不法投棄を行ったり、ポイ捨てをすると、有害物質が流出し、水質汚染や土壌汚染につながる場合があります。
また、分解されずに目に見えない大きさまでに削れ、小さくなったマイクロプラスチックが海洋を汚染する問題も深刻です。マイクロプラスチックが含まれた水や魚の摂取が原因で、人の体内からプラスチックが発見された事例もあります。
●ごみを意識することは、環境を守るワンアクション!
日常生活の中で何気なく捨てようとしているごみが何ごみなのか、一旦考えてみるだけでも、豊かな自然環境を守り続けるためのアクションにつながります。また、リデュース(ごみを減らす)・リユース(繰り返し使う)・リサイクル(再生して利用)を意識すると、環境だけでなく家計にもやさしい生活をするコツにつながります。
ごみを意識して、地球にやさしい暮らし方をしてみませんか。
●ごみの出し方の基本
○収集日を守る
ごみ収集カレンダーで収集日を確認し、8時30分までに出しましょう。祝日のある週は前後に変更していることがあります。
○決まった場所に出す
住んでいる地域で決められた場所に、ごみの種類ごとに出しましょう。
○きちんと分別
分ければ資源になります。間違った出し方のごみは収集しません。
市公式LINEを登録、受信設定をすると前日もしくは当日に、ごみ出し日の通知が届きます!
○間違いやすいごみに気を付けましょう!
下記記載のごみは間違って出されるケースが多い物です。
・トイレットペーパーやラップの芯→雑誌類
・包丁、ナイフ類→不燃ごみ
・PPロープ→燃やすごみ
・封筒→燃やすごみ
・紙袋の布やプラスチックの持ち手→燃やすごみ
・テレビ→家電販売店などへ依頼してください
・パソコン→製造メーカーへ依頼してください
問い合わせ先:市民課環境推進室
【電話】672-6120
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