文字サイズ
自治体の皆さまへ

受けましたか?『健康診断』~令和5年度「特定健診」「がん検診」の結果から~

5/33

兵庫県朝来市

いつまでも健康でいるためには、「自分の健康は自分でつくり、自分で守る」という意識が大切です。
まずは、健診(検診)を受診し、自分の身体状況を知った上で、生活習慣の見直しや改善に取り組みましょう。

■健診(検診)は結果を生かすことが重要です
元気に年を重ねるために健診(検診)は、自覚症状がなく元気な若いうちから受けることがポイントになります。
『特定健診』は生活習慣病の発症や重症化を防ぐために、メタボリックシンドローム予防に重点をおいた健診です。また、『がん検診』は早期発見での治療効果が高い“がん”を発見するための検診です。
健診(検診)は受診して終わりでも、結果を見て一喜一憂して終わりでもありません。結果から見えてくる体の変化に注目し、自身の健康管理にいかに生かすかが大切です。
生活習慣病やがんは、病気の初期には症状がないことが一般的です。結果が悪くても「症状がない」「精密検査が怖い」と放っておかずに、生活習慣を見直したり、精密検査を受けてください。将来の健康は、今の自分の行動にかかっていることを認識し、生涯にわたる健康を守る行動に取り組みましょう。

■特定健診の結果から
今年度、市が実施した特定健診(医療機関実施分を除く)では、合計3464人(前年度3487人)が受診しました。そのうち、市が実施主体の朝来市国民健康保険の加入者と後期高齢者医療の受給者計2779人(前年度2722人)の結果は、次のとおりです。

▽特定健診の結果割合

■がん検診を受けて早期発見・早期対応
市では、今年度も肺がん・胃がん・大腸がん・前立腺がん検診を特定健診と同日に実施しました。子宮頸がん検診は市内4会場で、また、乳がん検診は公立朝来医療センターと公立神崎総合病院で実施しました。
毎年、市が行うがん検診で“がん”が発見され、治療につながるケースがあります。
がんが早期で発見された場合は、治療方法を選べたり、治療に要する期間や治療のための精神的・身体的負担だけでなく、経済的負担も軽く済みます。がんは、早期に発見すれば治る病気になりつつあります。早期にがんを見つけるために、特に気になる症状がないうちに、定期的に“がん検診”を受けましょう。

▽過去3年間のがん検診の結果

■朝来市で『糖尿病』が多いことをご存知ですか?
現在、成人の4人に1人は糖尿病もしくはその予備軍と言われています。市で実施している特定健診の結果を見てみると、健診を受診した半数の人が要指導・要医療・要継続医療の判定が出ています。国や県の平均と比較すると、朝来市で糖尿病の治療をしている人の割合は高くなっています。
糖尿病の多くは生活習慣が原因となって発症しますが、怖いのは初期段階では自覚症状がほとんどないことです。高血糖状態を放置しておくと血管や神経が傷つけられ、全身にさまざまな合併症を引き起こします。また糖尿病は動脈硬化の原因になると言われており、脳梗塞や心筋梗塞、狭心症などの発症リスクが高まります。
また、医療費を見てみると、朝来市国保の外来医療費の1位は糖尿病となっており、全体の1割以上を占めています。糖尿病は進行すればするほど一人あたりの医療費が高くなります。医療費が高くなると皆さんの経済的な負担も増えてしまいます。医療費を抑えるためには、糖尿病の予防が重要なカギとなります。

▽令和4年度 外来医療費(%)
外来医療費全体を100%として計算

■高血糖予防コラム始めます♪
高血糖・糖尿病の原因は主に生活習慣です。食習慣、運動習慣を見直して、病気を予防し悪化を防いでいただくために、日常生活の中に取り入れていただけるコラムを毎月発信していきます。ぜひ参考にしていただき、朝来市みんなで健康づくりに取り組みましょう。
来月号から開始するコラム「おしえて、高血糖対策!」を読んでいただき、ご自身で取り組まれる中でもっと詳しく教えてほしい、直接聞きたい場合は、健康相談を随時受け付けていますのでぜひご利用ください。

▽掲載予定記事
・栄養について
・どんな運動をしたらいい?
・お口と糖尿病の関係
・間食をとりたい時は?
・ストレスとの関係
など

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU