文字サイズ
自治体の皆さまへ

―防災を考える―災害が起きたときあなたはどうしますか?(1)

1/36

兵庫県朝来市

皆さんは風水害や地震などが起きた時の備えをしていますか。現在、全国各地で台風や豪雨などの風水害が頻発しています。
令和7年1月17日で阪神・淡路大震災から30年となります。阪神淡路大震災では、地震発生が早朝だったこともあり、逃げ遅れて被害を受けた人も多くおられました。さらに、令和6年1月1日に、能登半島で最大震度7の地震が発生し、各地に大きな被害をもたらしました。
災害への備えを考える時は「自助」「共助」「公助」という3つの考え方があります。自分自身や家族の命を守る「自助」、隣近所や地域でお互いを助け合う「共助」、市役所や消防、警察、自衛隊といった公的機関による救助・援助が「公助」です。
まずは、皆さん一人一人がすぐにでも取り組むことができる「自助」について、どのようなことに普段から備えていけば良いのか一緒に考えてみましょう。

■自助のポイント01 避難時に持ち出す携行品の準備
避難する場合に備えて、両手が使えるようリュックサックなどに携行品をまとめておき、持ち出しやすい場所に保管しておきましょう。

▽携行品リスト
・携帯電話、スマートフォン、充電器(モバイルバッテリー)
・スプーン、箸、マスク、スリッパ
・懐中電灯、ラジオ、予備電池
・現金、貴重品(身分証明書など)
・洗面用具、タオル、ウエットティッシュ
・薬、お薬手帳、筆記用具
・水、非常食
※できれば3日分
・簡易トイレ
・コンタクトレンズ(保存液)、眼鏡
・使い捨てカイロ、瞬間冷却剤
・アイマスク、耳栓

▽ちょい足し携行品
女性:化粧品、生理用品
赤ちゃん:紙おむつ、おしりふき、粉ミルク(液体)や離乳食
高齢者:大人用おむつ、入歯洗浄剤、老眼鏡、補聴器

■自助のポイント02 災害の正確な情報の取得
災害時においては、最新の気象情報や防災情報を取得することが大切です。
災害時などに気象情報や防災情報を配信しているサイトをご紹介しますので、次の二次元コードから確認ください。広報と一緒に配布している「もしものときの災害時避難行動シート」もよく確認いただき、目につく場所で保管をお願いします。
・あさご安全安心ネット
登録すると市からの情報が携帯電話やスマートフォンなどのメールで受信できます。
・市ホームページ防災情報
市の避難所情報、災害情報などを掲載しています。
・ひょうご防災ネットアプリ
気象情報や市からの緊急情報などがスマートフォンに通知されます。
・気象庁防災情報
降水予報や危険度分布、台風の進路を確認できます。
・国土交通省川の防災情報
県の雨量や河川の水位、ダムの放流量などの確認ができます。
・養父土木事務所河川監視システム
河川監視カメラの動画を配信しています。河川の水位の確認に有効です。
※二次元コードは本紙参照

■自助のポイント03 いつ、どこに、どのように避難するか
災害が起きた時は避難行動がとても大切です。いざという時に、「いつ」「どこに」「どのように」避難するか考えましょう。
避難情報等(下図)を参考に考えてください。警戒レベル4の避難指示が発表されたら必ず避難行動をとる必要があります。警戒レベル3の高齢者等避難が発表されたら避難に時間を要する人は避難を始めましょう。
「避難」とは災害から命を守るための行動です。指定された避難所へ行くことだけが「避難」ではありません。自宅内の安全な場所に避難する「在宅避難」、安全な親戚宅、知人宅に避難する「縁故避難」、自家用車で安全な場所に移動し、車中泊も考えて避難する「車中泊避難」などもあります。
災害の種類によって適切な避難を行うことが重要になるため、台風や大雨により河川が氾濫する危険性が高まっている場合や土砂災害が想定されるとき、地震が発生した場合など災害の種類に応じて避難する場所を考えておきましょう。また、避難場所が自宅でない場合、そこまでどのような方法でどの道を通れば安全に避難できるか考えてみましょう。

問い合わせ先:防災安全課
【電話】672-6112

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU