文字サイズ
自治体の皆さまへ

―防災を考える―災害が起きたときあなたはどうしますか?(2)

2/36

兵庫県朝来市

■自助のポイント04 自宅周辺の状況を確認
あらかじめ、自宅周辺の土砂災害や浸水などの危険性について、ハザードマップで確認してみましょう。お住まいの地域にはどのような危険性があるかを把握し、近くの避難する場所への移動手段や避難経路を確認しておきましょう。
※市内全域のハザードマップは市ホームページに掲載していますので、ぜひ活用ください。

▽マイ避難カードを作成しましょう

兵庫県が作成を推進している「マイ避難カード」をご存じですか。事前に「マイ避難カード」を作成しておくと、いざという時の避難行動に役立ちます。「ひょうご防災ネット」アプリを活用すると「マイ避難カード」を作成することができます。スマートフォンなどをお持ちでない場合は、マイ避難カードの内容をノートなどに記入しておくことも有効です。

■共助で高まる防災力
次に隣近所や地域でお互いを助け合う「共助」について、考えてみましょう。
災害時、自分自身や家族だけで安全を守ることには限界があります。そんな時、ご近所や地域の消防団のつながりで助け合う「共助」が加わることで、さらに防災力は高まります。
大きな災害が起きた後は、多くの人が助けを求めています。消防や警察、自衛隊などの「公的な救助」の人手は不足します。こうした時、頼りになるのが隣近所の助け合いです。阪神・淡路大震災では、けがをした人のおよそ6割が友人や隣近所の人に救出されたという記録も残っています。まずは、日頃から近隣の皆さんと声を掛け合うことから取り組んでいきましょう。災害時に困った時、すぐに助け合えるのは遠くの親戚ではなく、同じ地域に住む住民の皆さんです。
特に、災害時または災害の発生の恐れがある時に、自ら避難することが困難であり、その円滑かつ迅速な避難のために特に支援を必要とする人(避難行動要支援者)の避難には地域の皆さんの協力が不可欠です。各家庭や地区全体での取り組みをあらかじめ計画として定め、地区内で共有することで「地区防災計画」の作成にもつながります。
地区の特性を把握し、地区全体で「共助」に取り組んでいきましょう。

■おわりに
防災とは、いつ起こるか分からない災害に対して、事前に心構えをしておくことです。
平時から「自助」や「共助」について考え、「いつ」「どこに」「どのように」避難行動をするのか決めておくことが、自分自身や家族の命を守ることにつながります。
令和5年8月には台風第7号の影響により但馬北部地域でも浸水や土砂災害が発生し、住家などに多くの被害がありました。また、令和6年能登半島地震では大きな被害が広域的に発生し、いまだに被災地は復旧に至っていません。
災害を他人事とせず、自分事として考えてみましょう。

問い合わせ先:防災安全課
【電話】672-6112

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU