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自治体の皆さまへ

室内でも油断禁物!! 熱中症に気を付けましょう!

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兵庫県朝来市

昨年5月1日から9月30日における県内の熱中症の救急搬送人員は3,993人です。そのうち約4割(1,523人)が住居で発症しており、仕事場や屋外よりも多く熱中症を発症しています。また約6割(2,363人)が高齢者です。
「屋内で日差しにあたらないから大丈夫」と油断してしまいがちですが、屋内でも屋外同様十分な注意が必要です。エアコンを適切に使用し、室内でも熱中症対策を心がけましょう。

●熱中症とは
熱中症は、体温を平熱に保つために汗をかき、体内の水分、ナトリウムなどの塩分の減少や血液の流れが滞ることなどによって、体温が上昇し、重要な臓器が高温にさらされたりすることにより発症する障害の総称です。
高温環境下に長期間いたとき、あるいは、高温環境下に長期間いた後の体調不良はすべて熱中症の恐れがあります。熱中症は死に至る可能性のある病態ですが、適切な予防を行うことで防ぐことができ、応急処置を知っていれば、重症化を回避することも可能です。

●熱中症の症状と対処
○軽症
・意識ははっきりしている
・手足がしびれる
・めまい、立ちくらみがある
・筋肉のこむら返りがある
・汗が止まらない
現場で応急処置を行い経過観察。良くならなければ病院へ

○中等症
・吐き気がする・吐く
・頭ががんがんする(頭痛)
・からだがだるい(倦怠感)
・意識がなんとなくおかしい
・集中力や判断力の低下
応急処置を行い、速やかに医療機関を受診

○重症
・意識がない
・呼びかけに対し返事がおかしい
・からだがひきつる(けいれん)
・まっすぐ歩けない・走れない
・からだが熱い
急いで救急車を呼び、到着までの間、応急処置を行う

○応急処置
(1)涼しい環境へ避難
風通しのよい日陰や冷房の効いた室内などに避難させましょう。
(2)脱衣と冷却
衣服を緩め、身体を冷やしましょう。皮膚を濡らして、うちわや扇風機などで扇いで冷やしたり、冷やした水のペットボトル、氷などを首の付け根の両側・脇の下・大腿の付け根の前面・股関節部などに当てて、皮膚直下を流れている血液を冷やすことも有効です。
(3)水分・塩分補給
冷たい水を持たせて、自分で飲んでもらいます。大量発汗があった場合は汗で失われた塩分も補える経口補水液やスポーツドリンクなどの摂取が有効です。意識障害があるような場合は、誤って水分が気道に流れ込む恐れがあり、また、吐き気を訴える、もしくは既に嘔吐しているような場合は、既に胃腸の動きが鈍っている恐れがあります。このような場合は口から水分を飲んでもらうのは避けましょう。
(4)医療機関へ運ぶ
自力で水分の摂取ができない場合は点滴で補う必要があるため、医療機関に搬送することが最優先の対処法です。
出典:兵庫県「熱中症対策」、環境省「熱中症環境保健マニュアル」

●熱中症の予防
POINT01 暑さを避ける
暑い日は無理な外出を控える、天気予報を参考にし、暑い日や時間を避けて外出や行事の日時を検討するなどの熱中症のリスクの高い場所や活動を避けるための行動の工夫を行いましょう。ブラインドやすだれを垂らし窓から射し込む日光を遮る、冷房などの空調設備を利用するなど、室内で涼しく過ごす工夫も必要です。
また、衣服の中や体の表面に風をとおし、体から出る熱と汗を出来るだけ早く逃がすためゆったりした衣服にする、襟元を緩めて通気するといった衣服の工夫も有効です。

POINT02 各人の体力や体調を考慮する
熱中症は、その日の体調が影響します。脱水状態や食事抜きなどの万全でない体調のまま暑い環境に行くことは避けましょう。
発熱や下痢になっている場合、深酒をして二日酔いの場合も脱水状態のため、体調が回復して、食事や水分摂取が十分に出来るまで暑いところでの活動は控えましょう。
子どもや高齢者、心肺機能や腎機能が低下している人なども熱中症に陥りやすいので、注意しましょう。ご家族など周りに高齢者や子どもがいる場合は、熱中症予防の声かけ、見守りをお願いします。

POINT03 こまめに水分補給する
暑い日は気がつかないうちにじわじわと汗をかいています。身体の活動強度に関わらずこまめに水分補給をしましょう。
人は軽い脱水状態の時にはのどの渇きを感じないため、のどが渇く前、もしくは暑い場所に行く前から水分補給を行うことが大切です。また、多くの汗をかいたときは、水分補給とともに塩分も忘れずに補給しましょう。
1日1.2リットルを目安に!

○熱中症警戒アラートをLINEで受け取れます
LINEアプリで、環境省のLINE公式アカウントを友だち追加すると、熱中症特別警戒アラート・熱中症警戒アラートの発表や暑さ指数の情報を、受け取ることができます。
※詳しくは本紙をご覧ください。

問い合わせ先:健幸づくり推進課
【電話】672-5269【Eメール】kenkou@city.asago.lg.jp

●クールスポットをご利用ください!
クールスポットとは、一時的に暑さをしのぎ、涼んでいただくための場所のことです。本市におけるクールスポットは、市役所本庁舎や各支所、その他市の公共施設15カ所と各地域自治協議会11カ所に設置しています。
暑さにより体調に変化を感じたり、休憩が必要と感じた時は、迷わずご利用ください。
一部施設ではウォーターサーバーも設置していますので、紙コップまたは水筒に給水いただき、気軽にご利用ください。

クールスポット施設一覧はこちらからご確認ください。
※二次元コードは本紙参照

問い合わせ先:市民課環境推進室
【電話】672-6120【Eメール】kankyou@city.asago.lg.jp

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