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特集 絆ひろがる「相生の教育」いきいきと輝く相生っ子の育成のために!!(1)

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兵庫県相生市

人づくりは将来の「まちづくり」につながると考え、その人づくりの根っこを養う「相生の教育」が子どもたちの「未来を拓き、絆ひろがる」ものとなるよう推進しています。丈夫な根っことなる「生きる力」を育む中で、本年度、特に重点を置いて進めている「豊かな心の育成」や「教育相談体制の充実」に向けた取組みを紹介します。

■「豊かな心の育成」「心の教育」を推進
教育活動全体をとおして人間的なふれあいに基づいた指導を中心に据え、改めて命を大切にする「心の教育」の充実を図っています。具体的には「SOSの出し方に関する教育」の実施や道徳教育の充実、いじめ防止に向けた活動などをとおして、子どもたちが主体的に考えていく学習の場を設定しています。

○いじめ防止サミットの開催
児童生徒がいじめの問題を自分事として考え、いじめの防止策や対応策を話し合う「いじめ防止サミット」を開催しました。当日の内容を生かした取組みを市内小中学校で進めることで、自分も他人も大切にできるいじめのない学校生活を目指していきます。当日の様子や児童生徒が考えた取組みは、1月の青少年健全育成市民大会などで周知し、広く市民の皆さまとも共有する予定にしています。

○教職員研修の実施
教職員も研修を実施しています。夏の研修では、管理職・主幹教諭研修として、事例をもとに学校のリーダーとしてどのような対応ができるかグループで議論する「いじめ防止研修」を行いました。さらに教職員全体研修として、「児童生徒のいのちを守るために私たちができること」と題して、「SOSをキャッチする教育」や「ゲートキーパー研修」を行い、命を守るために教員がすべきことを改めて学びました。その他にも様々なテーマで10の研修を行い、子どもたちの理解に努めています。

■「教育相談体制」の充実を図る
○児童・生徒への心のケア
相生市では、各学校にスクールカウンセラーを配置しています。拠点校として、市内3中学校と双葉小学校に毎週1回勤務し、心の専門家として児童生徒の心の教育やケアに努めています。その他6つの小学校には、カウンセラーが連携校へ出向き、児童や保護者のカウンセリング希望に合わせ、カウンセリングを実施したり、心の教育を実施しています。

○不登校児童・生徒へのサポート
3中学校と双葉小学校、中央小学校には、不登校児童生徒支援員を配置し、すべての小中学校に今年度より校内サポートルームを設置しています。子どもに寄り添ったサポート体制を整備し、誰一人取り残さない教育をめざしています。

○学校・家庭への相談支援
今年度から教育支援センターを拡充・整備することで、各校の課題に応じて学校サポートチームを派遣しています。このセンターには、臨床心理士1人とスクールソーシャルワーカー1人が配置されており、市内の児童生徒や保護者、教職員の教育相談にあたっています。

いきいきと輝く相生っ子の育成のためには、主体的な判断力、未来を切り拓く力、多様な人と共生する豊かな心を持った自立した人づくりを推進する必要があります。学校や教育委員会が連携・推進するのはもちろんのこと、地域のみなさん、保護者のみなさんにも協力をいただき、未来を拓き、絆ひろがる相生っ子を多くの方々で支えていく人づくりを目指します。

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