■年間一人当たりの医療費が県下ワースト2位!町ぐるみ健診を受けて、病気の早期発見・早期治療を!
令和4年度の国民健康保険事業特別会計の決算がまとまりましたので、令和元年度からの決算状況の移り変わりと、今年度の現在までの状況についてお知らせします。
■決算状況の推移(単位:円)
■保険税率の推移
■医療費の状況
令和4年度の医療費状況については、図1のとおり3月から7月診療分において、過去最高額(一人当たり医療費が県下唯一年間50万円超・ワースト1位)であった令和3年度を上回る非常に高いペースで推移していました。しかし、8月診療分以降は下降したため、全体としては前年度から5.2%の減少となりました。しかしながら一人当たりの医療費は県下ワースト2位と依然高い水準となりました。
本年度は、3月から6月診療分は非常に高いペースで推移していましたが、7月および8月診療分が6千万円代前半となったため、月平均では比較的低い水準となっています。これは、高額医療(手術等1件当たり80万円以上の医療)を受けられた件数が、前年度の同月(3月診療分~8月診療分)と比較すると、17.8%減少していることが影響しています。
神河町国民健康保険では、これからも医療費の適正化や保険税の収納率向上、保健指導などに取組んでいきますので、被保険者の皆さまも、町ぐるみ健診などの受診により病気の早期発見・早期治療に努めましょう。また、同じ疾患で2つ以上の医療機関での重複受診を避ける、薬をジェネリック医薬品に切り替えるなど、引き続き医療費の適正化にご協力をお願いします。
■療養給付費(保険者負担分)の状況(図1)
■一人当たりの医療費(全体の費用額)
■一人当たりの保険税(現年度分の調定額の決算額)
※令和5年度の金額は、7月の当初課税算定時における金額です。
※順位は県下41市町中、医療費・保険税ともに高い方からの順位となります。
(単位:円)
■保険税の状況
今年度の国民健康保険税は、長年据え置いてきた税率を引き上げています。
今回の改定は、これまで各市町が独自で決定していた保険税率が、兵庫県下で統一されることを受け、県が示す税率と当町の税率を段階的に合わせていくためのものです。
人口の減少、高齢化による後期高齢者医療へ移行する人の増加、社会保険の適用拡大などにより国民健康保険の加入者が全国的に減少しています。それに伴い国保税が減収し、安定した財政運営が難しくなっています。特に神河町のような小規模保険者では被保険者数の減少が顕著であり、町単独で国保の運営を続けていくには人口減少に伴い税率を引き上げ続けないと国保財政の維持ができなくなります。このような状況を、県全体で助け合うことで、国保財政の安定化を図り、国保制度を維持していくために保険税率が統一されることになっています。
問合せ:住民生活課
【電話】34-0962
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