■『神河町史』の編さんを行っています!VoL.8
今月の広報では、神河町史第3巻『通史2.近現代・民俗編』の刊行に向け、これまでの調査や今回改めて地域の皆さまのご協力によりわかったことについて紹介しています。
皆さまは、「民俗学」や「民俗行事」といった言葉を聞くと、テレビで放映されるような有名なお祭りや行事を想像されるかもしれません。しかし、私たちが日々の暮らしの中で、何気なく行なっている行事や風習が民俗行事そのものです。
赤ちゃんが産まれると、命名(お七夜)、宮参り、食い初め、初誕生、初節句、七五三、成人式、還暦など、人が生まれてから亡くなるまで、その節目ごとに何かしらの行事をします。これを民俗学では「人生儀礼(人生通過儀礼)」といいます。
例えば、初誕生(1歳)のお祝い事の一つに、「一升餅」を背負わせて、子どもの健康を願うというものがありますが、最近ではパン(一升に見立てた大きなパン)を代用したり、大きなお餅は重いので、小さなお餅をいくつか作り、あわせて1升にする事もあるようです。
昭和から平成、令和へと時代が遷るとともに、行事の内容や使う品物も変わってきているようです。
このような事も、民俗行事の移り変わりの一つとして捉えるのが民俗文化です。
町の民俗文化について神河町史編集委員の西尾さんから紹介いただきます。「まちの話題」19ページをご覧ください。
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