■消費者問題
パソコンで警告が出たらサポート詐欺に注意!-70歳以上で大幅に増加-
サポート詐欺といって、パソコンでインターネットを使用中に突然「ウイルスに感染している」等の警告画面や警告音が出て、それらをきっかけに警告画面上に表示されている電話番号に電話をかけさせ、偽のサポートに誘導し、サポート料金を支払わせる手口による被害が70歳以上の高齢層で増加しています。
また、最近では新たな手口として、インターネットバンキングで送金を指示されるケースも確認されていますので、注意してください。
◇相談事例
・修理代100円のはずが、パソコンを遠隔操作され100万円が送金されていた
パソコンでインターネットを利用中に突然、大音量の警告音が鳴り「ウイルスに感染した可能性がある」と警告画面が表示された。マイクロソフト社を名乗る電話番号の表示があったので電話をしたところ、外国人らしき人が出て、遠隔操作ソフトをインストールするよう指示され、パソコン内を遠隔操作で見てもらった。相手から「最近、銀行の取引をしたか」と聞かれたので、「インターネットバンキングを利用した」と告げると、ログインするよう指示された。パソコンの修理代として100円を請求されたので、インターネットバンキングの画面で送金額を100円と入力したはずが、遠隔操作によって「0(ゼロ)」を追加され、100万円に変更され送金されてしまった。
◇トラブルの特徴
・パソコンやインターネットに不安を覚える高齢者が被害にあっている。
・“マイクロソフト社”を騙る連絡先に電話をかけてしまっている。
・新たにインターネットバンキングで送金を指示されるケースも発生している。
◇消費者へアドバイス
・パソコン利用中に突然警告画面や警告音が出ても、慌てて画面に表示されている連絡先には絶対に電話をしないでください。
・警告画面が表示されたり、万が一遠隔操作ソフトをインストールしてしまっても、ご自身でパソコンの状態を確認しましょう。
・自分で判断できない場合は周りの人に相談しましょう。
●困ったときは
神崎郡消費生活中核センター【電話】22-4977または、
消費者ホットライン【電話】188にご相談ください。
■年金だより
国民年金保険料の納付が困難なときは、国民年金保険料免除・納付猶予制度をご利用ください
◇申請免除制度
所得が少なく本人・世帯主・配偶者の前年所得が一定額以下の場合や失業した場合など、国民年金保険料を納めることが経済的に困難な場合は、ご本人から申請書を提出いただき、申請後に承認されると保険料の納付が免除になります。
全額免除、3/4免除、半額免除、1/4免除の4種類があります。
※3/4・半額・1/4免除は、保険料を納付しなければ未納扱いとなります。
◇納付猶予制度
20歳から50歳未満の方で、本人・配偶者の前年所得が一定額以下の場合には、ご本人から申請書を提出いただき、申請後に承認されると保険料の納付が猶予されます。
納付猶予の期間は、老齢基礎年金、障害基礎年金、遺族基礎年金を受け取るために必要な受給資格期間にカウントされますが、後から追納しないと老齢基礎年金額の受給額が増えることはありません。
◇手続き方法
姫路年金事務所または住民生活課へ次のものをご持参ください。
(1)基礎年金番号またはマイナンバーがわかるもの
(2)失業等を理由とするときは雇用保険受給資格者証、雇用保険受給資格通知または雇用保険被保険者離職票のコピーなど令和6年度の国民年金保険料免除・納付猶予申請は7月1日以後に手続きしてください。
※学生の方は「学生納付特例制度」を利用してください。
問合せ:
ねんきんダイヤル【電話】0570-05-1165
姫路年金事務所【電話】079-224-6382
住民生活課【電話】34-0962
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