文字サイズ
自治体の皆さまへ

“いなみの挑戦 みんなで取り組む 脱炭素のまちづくり”

2/50

兵庫県稲美町

近年、地球温暖化を要因とする気候変動により、これまでに経験したことのない猛暑や集中豪雨、大型台風等が多発しており、私たちの生活が脅かされています。
このまま地球温暖化が進行すれば、どうなるのでしょうか。地球温暖化の影響や、今後取り組むべき対策などを学び、私たち一人ひとりができることを始めませんか。

地球温暖化で私たちの暮らしはどうなるの?
影響はこんなにあるよ。

■地球温暖化により予測される影響
◇自然災害の増加
21世紀末の県内の1時間降水量50mm以上の年間発生回数は、20世紀末に比べて2倍以上に増加し、洪水や土砂災害などの発生リスクが高まる。

◇生物季節の変化
気温の上昇により、2050年には紅葉の見頃がクリスマス頃に移行し、2100年には桜が満開にならない可能性がある。

◇海面水位の上昇
21世紀末には播磨地域の90%以上の砂浜が消失し、また沿岸部では高潮の影響で大きな被害をもたらす可能性がある。

◇その他の影響
・農作物(米、野菜など)の品質が低下する。
・蚊の増加によりデング熱などの感染症リスクが増加する。
・熱中症搬送者数が増加する。
など

引用:兵庫県地球温暖化対策推進計画

◇神戸市の年平均気温の変化

(提供:神戸地方気象台)
神戸市では、1897年から2020年にかけて、年平均気温が上昇しています。

■地球温暖化対策に向けた脱炭素の目標
◇世界の目標
『世界的な平均気温上昇を産業革命以前に比べて、2℃より十分低く保つとともに1.5℃に抑える努力を追及する』(2015年 パリ協定)

◇日本の目標
『2050年に温室効果ガスの実質排出量がゼロになる、脱炭素社会の実現を目指す』(2020年 首相表明)

◇稲美町の目標
ゼロカーボンシティ宣言を表明『2050年までに稲美町の二酸化炭素の実質排出ゼロを目指す』(2023年 3月定例会)

◇「二酸化炭素の実質排出ゼロ」とは?
私たちが日々の生活で排出する二酸化炭素の量と森林などで吸収される吸収量が計算上等しくなり、二酸化炭素の排出量が実質的にゼロとなる状態のことです。カーボンニュートラルとも言います。
CO2排出-CO2吸収=0(ゼロ)

世界の目標に対して現時点でどうなのかな?

2023年公表のIPCC※の報告書では「気温は産業革命以前から既に1.1℃上昇している」と明記しているよ。

※IPCCとは各国政府の気候変動に関する政策に科学的な基礎を与えることを目的とし、世界気象機関及び国連環境計画により設立された政府間組織のことをいいます。

■私たちにできること
◇食品ロスをなくす
CO2削減量…54kg/人
節約できる金額…8,900円

◇太陽光パネルの導入
CO2削減量…1,275kg/人
節約できる金額…53,179円
他に期待できる効果…停電時の電力活用

◇ZEH(ゼッチ)※1住宅の購入
CO2削減量…3,543kg/戸
節約できる金額…152,280円
他に期待できる効果…防音効果・室内環境の改善

◇持っている服を長く着る
CO2削減量…194kg/人

◇外壁などの断熱リフォーム
CO2削減量…142kg/戸
節約できる金額…94,475円
他に期待できる効果…ヒートショックの予防

◇働き方の工夫(テレワークなど)
CO2削減量…279kg/人
節約できる金額…61,267円
他に期待できる効果…ワークライフバランスの向上

◇省エネ家電の導入
CO2削減量…163kg/世帯(冷蔵庫)
節約できる金額…11,413円
他に期待できる効果…生活の快適化

◇電気自動車の導入
CO2削減量…242~467kg/人
節約できる金額…75,152円
他に期待できる効果…快適でスムーズな走行
V2H※2機能により停電時の電力活用

CO2削減量と節約できる金額は年間を通しての参考値です。生活形態や条件などで異なります。
参考:環境省ホームページ

(※1)ZEH住宅:住宅の高断熱化や高効率設備による省エネで消費エネルギーを減らし、太陽光パネルなどの再エネを導入することで、年間の住宅のエネルギー消費量が正味でゼロとなる住宅
(※2)V2H機能:「Vehicle to Home」の略称で、電気自動車のバッテリーに貯まっている電気を家庭に供給する機能

■町の補助金や制度をご利用ください!
◇太陽光発電システム等設置費補助金
太陽光発電システムや蓄電池システムの設置に対し、補助金を交付しています。
太陽光発電システム…30,000円
蓄電池システム…30,000円
両方…60,000円

◇太陽光パネル・蓄電池共同購入事業
県内14市町の購入希望者で共同購入することで、スケールメリットが活かされ、太陽光パネルなどをお得に購入できます。
参加登録は9月11日(水)までです!
※参加登録は無料です。

◇電気自動車等導入支援補助金
電気自動車などの購入に対し、補助金を交付しています。
電気自動車(普通自動車)…100,000円
電気自動車(軽自動車)…50,000円
プラグインハイブリッド自動車…50,000円

問合せ:生活環境課環境係
【電話】492-9140

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU