■年齢を重ねた時に後悔しないために
むし歯は、治療が終わっても生活習慣が変わらなければ再発を繰り返します。歯周病は、自覚症状がなく進行し、自然に治癒することはありません。
歯の喪失は40歳代からはじまります。歯を喪失すると、噛(か)み合わせが悪くなり、栄養不足や筋力の衰えが起こるなど全身に影響があることがあります。
◇毎日のお口のケアも忘れずに
食後にきちんと歯を磨いても口の中には1,000~2,000億個の細菌が住みついていると言われています。歯を失う原因の多くは、歯に起こる病気「むし歯」と歯を支える組織に起こる病気「歯周病」です。それぞれ原因菌が違います。
むし歯や歯周病予防は、原因菌の塊である歯垢(しこう)(プラーク)をしっかり取り除くことが大切です。歯ブラシだけで落とせる歯垢は約60%です。糸ようじ(デンタルフロス)・歯間ブラシなどを使用すると効果的です。就寝前には歯ブラシとあわせて糸ようじなどを使って、念入りなケアを行うことがお勧めです。
◇かかりつけ歯科医を持ちましょう
口の健康は、体全体に影響を与えます。普段から何でも相談できる「かかりつけ歯科医」を持ち、定期的に歯科健診を受けましょう。しっかり噛んで食べられる歯と口を維持することが皆さんの「健口(けんこう)」を守る近道です。
◇歯科医師による「お口の検診」を受けてみませんか?
本市では、20~70歳の偶数年齢の人を対象に「歯周病検診」、76歳の人を対象に「後期高齢者歯科口腔(こうくう)検診」を、すこやか市民健診で実施しています。
広報とよおか2月号と一緒に配付する予定のすこやか市民健診の案内チラシで、申込方法等の詳細を確認してください。
問合せ:健康増進課
【電話】24-1127【FAX】24-9605
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