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市政ニュース(2)ー市政の動き 9月定例会報告 市長総括説明から(1)ー

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兵庫県豊岡市

8月30日、令和6年第3回豊岡市議会定例会が開会しました。
開会にあたり市長が総括説明を行い、当面する市政の諸課題および提出議案などについて説明しました。その中から主な内容をお知らせします。
なお、市長総括説明の全文は、市ホームページをご覧ください。
※本紙の二次元コードを読み取りご確認ください。

■安全に安心して暮らせるまち
◇新型コロナウイルスワクチンの定期接種
今年度から季節性インフルエンザと同じ扱いのB類疾病の定期接種となり、65歳以上の高齢者と、一定の基礎疾患を有する60歳から64歳までの方が対象です。
接種時期は、10月1日から来年2月28日までの期間を予定しています。接種回数は1回、接種場所は原則市内の協力医療機関で、接種費用の自己負担は3400円としています。
今回からは、法律上の接種義務はないため、接種を希望する場合は、ご自身で協力医療機関に予約をしていただくこととなります。

◇手話言語条例の制定
本市では、地域行事等への手話通訳者の派遣や手話奉仕員養成講座の開催等、手話言語や聴覚障害への理解を広げてきました。
市民一人一人が手話は言語であることを認識し、聴覚障害への理解促進と手話言語の一層の普及啓発に取り組むため、手話言語条例を制定したいと考えています。

◇福祉医療費助成制度の条例化の検討
「重度障害者医療費助成事業」「乳幼児等医療費助成事業」「高齢重度障害者医療費助成事業」「こども医療費助成事業」などの6事業については「豊岡市福祉医療費の助成に関する規則」および「こども医療費の助成に関する規則」の二つの規則で運用しています。
特に、子どもに対する医療費助成については、金銭信託の運用利息を財源とした時限的な制度設計であったため、事業の継続性が明確ではありませんでした。
市の政策意思を明らかにし、より安定した制度とするため、条例化を進めたいと考えています。

■人と自然が共生するまち
◇コウノトリの郷公園の再生
2025年の大阪・関西万博やコウノトリの放鳥20周年を契機として、同公園の活性化と誘客を進めていきたいと考えています。市としては、コウノトリ文化館やコウノトリ本舗の普及啓発機能を強化し、展示のリニューアル等を行うこととします。
また、同公園駐車場のトイレについては、365日、24時間利用できるように進めています。

■持続可能な「力」を高めるまち
◇山陰海岸ユネスコ世界ジオパークの再認定審査
2022年に実施された審査で、2年間の「条件付き再認定」となったことを受け、7月に再認定審査が実施されました。
前回審査における指摘事項への対応状況等について審査員に説明を行いました。
審査結果は9月下旬以降に発表される見込みですが、審査員からいただいた内容を踏まえ、ジオパーク活動を推進していきます。

◇城崎温泉交通環境改善事業
城崎温泉街では「安全・安心なそぞろ歩きができる城崎温泉」を実現し、地域の魅力とその価値を高めるため「城崎温泉交通環境改善協議会」を設立し、さまざまな取組みを進めてこられました。
昨年度には、市民の方々による取組みが実を結び、県道豊岡竹野線の桃島バイパスが事業化されました。
桃島バイパスの完成を見据えた将来の城崎温泉のあり方について、温泉街での社会実験の実施を視野に入れながら、地元の皆さんや関係機関との検討に必要な現在の交通状況を調査したいと考えています。

■未来を拓(ひら)く人を育むまち
◇こども広場の利用状況
こども広場は、指定管理者において、利用者の増加や満足度向上の取組みの一つとして、5月にボールプールが導入されました。7月末までの利用者数は、1万4387人、前年同期比で15.8%増加しました。9月末頃には、10万人に到達する見込みとなり、記念イベントが企画されています。
今後も、天候を気にせず思いきり遊べる場所として親しまれ、多くの皆さんに利用していただきたいと考えています。

◇小中学校適正規模・適正配置計画の進捗状況
小坂小学校と小野小学校の統合については、6月に小野小学校区の関係者から、小坂小学校との統合を進めるべきとする合意書が提出されました。これを受けて、統合準備委員会を開催し、2026年4月の統合に向け、通学方法等、具体的な協議を進めています。
但東地域における施設一体型小中一貫校の開設については、7月に但東地域の住民を対象に説明会を開催しました。説明会での意見やアンケート結果をもとに、各地区の代表等と今後の進め方についての協議・調整を進めていきます。
豊岡小学校の分散進学解消については、7月にPTAから、豊岡小学校の分散進学の解消を求める要望書が提出されました。今後、教育委員会会議において、要望書の取扱いについて協議することになっています。

◇中学校体育館への空調整備
災害時における避難所としての良好な生活環境の確保と、平時における生徒の教育活動での熱中症リスクを低減するため、今後改修予定の竹野中学校を除く全中学校体育館に空調を整備しました。
生徒、教職員をはじめ利用者からは「涼しく快適になった」との声が届いています。
今後は、体育館の使用状況等のデータを分析し、効果を検証していきます。

◇児童生徒へのクマ鈴の配付
クマの痕跡・目撃情報が、著しく増加しています。
クマ対策として特に大切なことは「クマとの遭遇を避けること」であると言われています。とりわけ、クマ鈴を使用することが、クマとの鉢合わせを未然に防止することに一定の効果があるとされています。そのため、クマ鈴を希望する小中学校の児童生徒に配付できるよう、必要数を購入することとしました。

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