全国学力・学習状況調査の結果から見えるもの(2)

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■質問紙調査から
▽地域・社会への関心などが高いことについて
本市では、地域の協力を得て、「やぶ・ふるさとキャリア教育」に力を入れたり、コミュニティ・スクールを推進したりしています。
「今住んでいる地域の行事に参加していますか」(問1)、「地域や社会をよくするために何かしてみたいと思いますか」(問2)について「当てはまる」の回答が全国平均を大きく上回る状況です。日ごろから、様々な機会で地域の人に温かく交流していただいているおかげです。児童生徒が地域の魅力に気づき、愛着を持って行事に参加している様子が見受けられます。各地域でのクリーン作戦や市内一斉避難訓練への児童生徒の参加も本市の特色ある取り組みです。地域行事への参加を通して地域の人とのふれあい、地域づくりに参画しようとする意識と助け合いの精神を育むことができているともいえます。

(問1)住んでいる地域の行事に参加している

(問2)地域や社会をよくするために何かしてみたい

▽生活習慣・学習習慣が身につき、規範意識が高いことについて
「朝食を毎日食べていますか」(問3)「家で自分で計画を立てて勉強をしていますか」(問4)について「している・当てはまる」の回答が全国平均を上回る結果が得られています。各家庭の教育力の高さです。引き続き小中一貫教育で9年間を見通した生活習慣や学習習慣の指導を家庭や地域と連携し、進めます。

(問3)朝食を毎日食べている

(問4)家で自分で計画を立てて勉強している

▽「読むこと」に成果がみられることについて
課題であった「読書は好きですか」の「はい」の回答率が養父市の小学生は72%、中学生は68%と、全国平均と同程度となっています。このことは、各校での朝読書や読み聞かせ、学校図書室の利用率を上げる取り組みの成果だと考えられます。読書が好きな児童生徒が増えたことは「読むこと」の力の向上につながっているといえます。

■今後の方策
今回の調査結果の分析をもとに、市教育委員会では、各校の効果的な取り組みを情報共有し、児童生徒のさらなる教育の充実につなげていきます。

問合せ：こども学び課
(【電話】664-1627)