■気を付けましょう 冬の血圧管理
寒くなると、体は熱の放散を防ぐために血管を収縮させ、血圧が上昇します。暖かい室内から急に寒い屋外に出ると、血圧は急上昇し、心筋梗塞や脳卒中などを起こす原因になります。
このような急激な温度変化による血圧変動で起こる健康被害を「ヒートショック」といいます。寒い冬は特に注意が必要です。
▼血圧上昇を防ぐには
▽急激な温度変化を避ける
冬のお風呂場や脱衣所、トイレなど、服を脱ぐ場所は事前に温めておきましょう。
▽急な行動は控える
急に動くと血圧が上昇しやすいため、起床時はゆっくり起き上がり、2時間程度はあわてずに行動しましょう。
▽便秘を予防する
寒いトイレでいきむと、急激に血圧が上昇します。冬は摂取する水分量が少なくなりがちです。意識して摂取し、便秘を予防しましょう。
▽暴飲暴食を避け適度な運動をする
冬は体を動かす機会が減り体重が増加しやすく、会食や飲酒の機会が増え、食生活も乱れがちです。生活習慣を見直し、適正体重を維持しましょう。
▽血圧を測る習慣をつける
日常的に血圧を測定する習慣をつけ、普段の血圧を把握することが大切です。
血圧管理には、この他にも減塩、十分な睡眠をとる、禁煙なども大切です。
健康診断などで高血圧を指摘された場合は、放置せずに医療機関を受診しましょう。
問合せ:健康医療課
(【電話】662・3167)
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