■その症状、月経困難症かも?
月経に伴って日常生活に支障を来すような下腹痛や腰痛が現れ、月経終了とともに改善する場合、月経困難症と考えられます。
症状は、下腹痛や腰痛のほか、食欲不振や頭痛、めまい、動悸などさまざまで、イライラや憂鬱など精神症状を伴うこともあります。
主に、子宮血管を収縮させて月経血を排出するホルモンが、普段より多く作られることが原因ですが、子宮内膜症や子宮筋腫といった病気が原因となっていることがあるため、注意が必要です。
■対処方法は?
▽リラックスしましょう
下腹部を温め、体の冷えを取り除いたり、十分な栄養や睡眠、仕事の調整をしたりするなどリラックスできる環境を整えることが大切です。
▽リフレッシュしましょう
月経が嫌、煩わしいといった思い込みやストレスも症状を悪化させる要因となるため、軽い運動やリフレッシュを図ることがおすすめです。
月経について、周期や経血の量など気になる点がある場合は、時期や症状を具体的に書き留めておくと、受診時に有効です。
すでに月経中に仕事や学校を休むことがある、鎮痛剤が手放せない、といったことがある場合は、早めに婦人科を受診しましょう。
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