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市長ふれあい広場

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兵庫県養父市

田植えを終え、ホッと一息をつく束の間の安息の時を迎えました。ごちそうをいただき、心身を労る「さなぼり」が行われています。
温暖化により、台風等自然災害の頻発化と巨大化が進み、毎年各地で被害が出ています。養父市でも昨年8月、台風7号で被害が生じました。市民の安全と安心を守るため、タイムライン(早め早めの準備と対応を行うこと)で、災害時における被害の最小限化(予防保全)に努めます。
最近における予防保全の取り組みとして、インフラメンテナンスがあります。インフラ(インフラストラクチャー)とは、産業や生活の基盤となる社会資本のことで、道路や鉄道、学校等の施設を言います。高度経済成長期以降に多くのインフラ施設が整備されてから50年以上が経過し、老朽化したインフラ施設が増え続け、その保全・修理が行政運営上の大きな課題となっています。インフラの老朽化に起因する事故は人命に関わるとともに、社会・経済活動にも大きな影響を与えます。しかし、自治体におけるインフラメンテナンスの現状は、人材や知見・技術の不足、財政面での脆弱(ぜいじゃく)さ等の多くの課題を抱えています。これらを解消する方法として、異分野のインフラ(例えば道路と上下水道など)を群と捉え、複数の自治体等で広域的、一体的に取り組むことで課題を解決し、効率的・効果的、持続可能な行政運営を実現することにつながります。
現在、但馬3市2町が共同で橋梁等のメンテナンスに取り組むことを計画しています。地方でのインフラメンテナンスの良きモデル構築を目指します。

市長 広瀬 栄

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