■地元食材たっぷりのメニュー考案
~村高献立 ふるさと給食~
9月27日、村岡高校地域創造系の3年生、小谷沙羅さん、山根結衣さん、藤井真由さんが考案した「ふるさと給食」の献立が、村岡区・小代区の学校園で提供されました。
これは、同校の「地域探求」の授業で「ふるさと給食」をテーマに選んだ3人による取り組みで、この日は、考案した献立の提供に合わせて小代中学校の1年生教室を訪問。地元農家や漁協へのインタビューをもとに作成したクイズなどで地域の良さを伝え、地元産の野菜をふんだんに使った「ナスとピーマンのミートカップ」などを一緒に楽しみました。
3人は「ふるさとの食材を給食で食べられるのはすごいことだと知ってほしい」と話しました。
■毎日使う車いす、プロの目で安全に
~香住自動車整備業組合車いす整備・清掃活動~
9月30日、香住区無南垣のデイサービスセンターほほえみで、香住区自動車整備業組合の組合員らによる車いすの整備、清掃活動が行われました。
これは、同組合がプロの技術を生かした社会貢献活動の一環として行っているもので、平成23年から継続されています。4年ぶりに施設を訪れての作業となった今回は、8人の組合員が参加。車いすやシルバーカーのブレーキの効きや折り畳み可動部分の動作などを点検し、部品の交換をしていきました。
同施設の寺川葉子主任は「毎日使うものをプロに見てもらえるのは心強い」と話し、同組合の大谷昌之副会長は「安全に使ってもえらるよう、今後も活動を続けていきたい」と意欲を語りました。
■力を振り絞るランナーへ大きな声援
~第36回但馬村岡ミニミニ駅伝~
10月1日、体力の増進とチームワークの大切さを学ぶことを目的に、第36回但馬村岡ミニミニ駅伝が開催され、小学生、中学生、一般のそれぞれ男女6部門に町内外から48チームが出場しました。
この大会は、うづかの森の前をスタート・ゴールとしたアップダウンのある周回コースで、中継地点の前は特に急な上り坂となっています。ランナーは顔をしかめながら必死でスパートをかけ、1本のたすきをつないでゴールを目指していました。
小学女子総合で本町トップの成績を残した香住小女子Aチームの松井美桜(みお)さんは「みんな一人一人頑張れてよかった。最後の下ってから上るところがつらかったです」と息を弾ませながら話しました。
■町内各地で華麗な伝統芸能を披露
~「香美町の三番叟」奉納~
9月30日から10月22日にかけて、「香美町の三番叟」が各地で奉納されました。
五穀豊穣と国土安穏を祈る「香美町の三番叟」は、町内7カ所で伝承されている三番叟の総称で、県の指定重要無形民俗文化財にも指定されています。
このうち香住地区では、10月5日に香住公民館横で奉納が行われました。今年は、千歳(せんざい)を久保秀斗さん、翁を吉田武布(たけのぶ)さん、黒木尉(くろきじょう)を芳山正清(まさきよ)さんの香住第一中学校生の3人が務め、「おん、はー、おん」などの掛け声に合わせて、力強く舞台を踏みました。
大役を終えた久保さんは「せりふの発音や姿勢を保つのが難しかった。初めは緊張したけど、うまくできたと思う」と満足そうに話しました。
■地元の悲願、笠波トンネル開通!冬季でも安全に通行可能に
~国道9号笠波峠除雪拡幅開通記念 笠波トンネルウォーキング~
10月14日、開通に先駆け、全長1,744mの真新しいトンネルを往復するウォーキングイベントが、町の主催で行われました。
トンネル内では、工事過程の解説パネルの展示や除雪ブルドーザーの運転席体験なども実施。参加した地元住民ら約230人は、さまざまなブースを楽しみながら、今の道路とカーブや勾配を比較したり、トンネルの設備を確認したりしていました。
地元日影区から参加した女性は「立派なトンネルだった。雨水が流れるよう傾斜が工夫されているのが歩いてみて分かった」と話しました。
~国道9号笠波峠除雪拡幅 開通式典~
10月22日、交通の難所である国道9号笠波峠の除雪拡幅工事のうち、笠波トンネルを含む福岡―日影間の2.4kmが開通し、開通を記念した式典がトンネルの日影側で行われました。
式典には、地元住民をはじめ、県選出の国会議員や齋藤元彦兵庫県知事、見坂(けんざか)茂範国交省近畿地方整備局長ら、約150人が出席しました。
浜上町長は「開通は地域全体の悲願であり、安全安心なまちづくりの重要な課題だった。尽力いただいた皆さんに感謝します」とあいさつ。谷公一衆議院議員は「今度の冬からは安心して夜眠れるようになると思う。我々が勝ち取ったこの道路を誇りに思い、大事にしましょう」と呼びかけました。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>