■大雪・豪雪への備えは万全ですか?
〜早めの準備と余裕を持った行動を〜
冬の大雪・豪雪は、交通インフラの混乱や事故、停電などの二次災害リスクも高まります。雪が激しく降る前に、事前の準備をしっかりしておきましょう。
◆雪に関する気象情報・交通情報を入手
大雪に関する気象情報は、予想される現象の数日前から発表されます。予想降雪量、降雪のピーク(注意を要する時間帯)などは随時最新の情報を確認し、事前対策の目安にしましょう。
日本列島では、日本海側と太平洋側の地域では大雪になるメカニズムが大きく異なるといわれています。
日本海側の地域では「冬型の気圧配置」になると大雪になりやすいです。「西高東低」ともいわれるこの気圧配置は冬に現れやすく、西に高気圧、東に発達した低気圧が天気図上で確認できます。この気圧配置になると、日本海には筋状の雲が現れ、日本海側の地域に雪や雨を降らせます。
◆冬の停電・低温による凍結への備え
○電気がなくても暖をとれる準備を
暖房器具が使えなくなるため、石油ストーブや防寒着・カイロ・湯たんぽなどを備えましょう。
○ラジオの準備やスマートフォンの充電を
停電時にも情報が得られるよう、電池式のラジオやモバイルバッテリーを用意しましょう。低温でも使用できる充電池もお勧めです。
○水道管の凍結対策を
給湯器の電源を切り、浴槽や台所などの蛇口から4mmほど水を出しておきましょう。またトイレや洗濯などに使えるよう浴槽やペットボトルなどに生活用水を確保しましょう。
○オール電化住宅の必需品
停電に備えて、カセットコンロ、ガスボンベを用意しましょう。
○最低でも、食料・飲み水3日分の備蓄を
外出しないで済むように、食料・飲料水の備蓄をしておきましょう。
また、電気やガスが止まったり、交通障害により流通が滞ったりすると、食料品や日用品が普段どおり購入できなくなるおそれがあります。自宅で数日間過ごせるよう、準備をしておくと安心です。
備蓄する食料品は、必ずしも長期備蓄用の保存食でなければいけないわけではありません。普段から少し多めに食材、加工品を買っておき、古いものから使い、使ったら新しく買い足していくことで、常に一定量の食料を家に備蓄することが可能です(ローリングストック)。
○POINT
・飲料水は一人1日3リットルを目安に備蓄しましょう。
・乳幼児がいる家庭は普段から離乳食に使える食材を備蓄すると良いでしょう(ツナ、大豆、コーンなどの水煮缶、ベビーフード、かつおぶし、きな粉など)。ミルクを与えている場合、液体ミルク、使い捨ての哺乳瓶もしくは紙コップを備えましょう。
◆防災グッズに入れておきたい医薬品
○持病の薬
3日分を目安に準備します。処方薬の場合は、おくすり手帳もすぐに持ち出せるところに準備しましょう。
○怪我の処置に使う薬・衛生用品
消毒薬、止血パッド、包帯、ガーゼ、湿布、きれいなお水、絆創膏、三角巾を用意しておきましょう。
○かかる可能性がある病気に備えた薬
災害時は日常生活よりも衛生環境が悪く、ストレスがかかる可能性が予想されます。体調を崩す可能性も低くはありません。そのような状況に備えるために、医薬品((1)風邪薬、(2)整腸薬、(3)解熱鎮痛薬、(4)かゆみ止め)を今から揃えておきましょう。
問い合わせ先:役場健康課
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