■次世代へ継承していくために
~「香美町の三番叟」奉納~
10月1日~20日にかけて、五穀豊穣と国土安穏を祈る「香美町の三番叟」が町内7カ所で奉納されました。
このうち香住自治区の香住三番叟では、5日に香住公民館横の特設舞台で奉納が行われ、今年は千歳(せんざい)を石田悠眞(ゆうま)さん、翁(おきな)を守山蓮人(れんと)さん、黒木尉(くろきじょう)を原琉晴(りゅうせい)さんの中学生3人が演じました。
また、少子化で担い手不足が深刻化している中、香住三番叟では女性が初めて参加し、篠笛(しのぶえ)を中学生の中村心春(こはる)さんと山本莉亜(りあ)さんが務めました。
無事に大役を終えた中村さんと山本さんは「今までで一番緊張した。次、篠笛をやる人も一生懸命頑張ってほしい」と話してくれました。
■チームのために1本のタスキをつなぎゴールへ
~但馬村岡ミニミニ駅伝大会~
10月6日、村岡区のうづかの森前を発着・中継所とした周回コースで、第37回但馬村岡ミニミニ駅伝大会が開催され、町内外から48チームが出場しました。
男女別に小学生、中学生、一般の計6部門で行われ、選手たちは秋晴れの中、1本のタスキをつなぎ、沿道の大きな声援を受けながら懸命にゴールを目指しました。
小学男子の部で見事優勝した「村岡小学校男子A」チームの小林樹生(いつき)さん、紺田大瑛(たいよう)さん、家前旬(しゅん)さん、田中唯翔(ゆいと)さんは「1位になれてうれしい」「最後の大会で、みんなでタスキをつなぐことができて良かった」など笑顔で話しました。
~香美町駅伝競走大会~
10月20日、香住区三川から香住BandG海洋センターまでの16.7キロのコースで、第54回香美町駅伝競走大会が開催されました。
この大会は、1チーム6人のランナーが1本のタスキをつないでリレーしていくもので、町内から10チームが参加。アップダウンのあるコースで風が激しく吹く中、選手たちは力強く足を踏み出し、タスキをつないでいました。
チームとして7連覇を果たし、4区で区間賞を獲得した矢田川走友会の豊島正士さん(34)は「優勝できて一安心。4区を走るのは2回目で、1回目よりも力がついてきた」と満足そうに話してくれました。
■1泊2日で4つの山を巡り、楽しむ
~山岳縦走2days登山~
10月12日と13日の2日間、瀞川山、鉢伏山、白菅山、蘇武岳の4つの山を巡る「山岳縦走2days登山」が開催され、県内外から50人が参加しました。
これは、1泊2日で4つの山を巡り「香美町の自然」を満喫してもらおうと行われたもので、今回で3回目の開催となりました。
参加者は過酷な登山コースに挑戦。山頂の景色や今回からコースに追加した白菅山のブナ林などの自然を満喫していました。また、夕食ではバーベキューを行うなど、交流を深めていました。
2日間の登山を終えた参加者からは「おもてなしがとても良かった」「山頂からの壮大な景色とブナ林に感動した」などの声がありました。
■正しい知識、心構えを身につけ安全に
~スマホ講習会~
10月17日、小代区地域連携センターで、スマホ講習会が開催されました。
これは、地域の情報格差(デジタルデバイド)の解消を目的に、町内各地で行われているもので、この日は地元住民8人が参加しました。
写真の撮り方やLINEの使い方、インターネットを安全に利用する方法などの講習が行われた中、講師は「正しい知識、心構えがあれば安全に使うことができる」と参加者に呼びかけていました。
実際にスマホを操作しながら講習を受けた参加者からは「楽しかった」「勉強になった」「復習して実践していきたい」などの声が上がっていました。
講習会は12月7日まで開催される予定です。
■古代の雰囲気を感じながら秋を楽しむ
~縄文まつり~
10月19日、小代区広井の古代体験の森で、縄文まつりが開催されました。
これは、古代の雰囲気を感じながら、普段は味わえない秋の味覚と縄文体験を楽しんでもらおうと行われたもので、今回が初めての開催となりました。
この日は、あいにくの雨でしたが、来場者は縄文おじさんのオカリナの音色を聞きながら、手作りの「縄文おやき」や「古代米雑炊」などを味わったほか、竪穴式住居などを巡って答える縄文クイズを楽しみました。
養父市から訪れ、縄文クイズに挑戦した雑賀学さんは「縄文時代のことを新しく知ることができた」と満足そうに語ってくれました。
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