町政懇談会を開催しました

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本年度の町政の取組状況の説明と町民の皆さんの考えや思いを直接お伺いし、町政に関する意見を交換する「町政懇談会」を、10月8日に村岡老人福祉センター、9日に小代区総合センター、11日に香住文化会館で開催しました。

【令和6年度　町政の主な取組状況】
◆(1)安全・安心なまちのしくみづくり
○消防防災力・防犯体制の強化
かねてより計画していました香美町地域防災拠点整備事業については、工事の請負契約が整い、本体工事に着手しました。

○消費生活トラブルの防止
町内居住の65歳以上のみの世帯に対し、通話録音機を設置する費用の補助を行っています。

◆(2)活力あるまちづくり(農林水産業の振興)
○農業の振興
将来の農業経営を地域ごとに考えていく「地域計画」の作成を支援します。担い手や認定農業者の育成、農業法人の設立および必要な農業用機械器具の導入に対する支援を行っています。

○林業の振興
森林環境譲与税を活用した森林整備に対する支援などに取り組んでいます。

○漁業・水産加工業の振興
魚食普及活動への支援を行い、地域の水産物の消費拡大と地域経済の活性化を図っています。

◆(3)活力あるまちづくり(観光業・商工業の振興)
○商工業の振興
外国人受入費用補助による事業者の負担軽減を図っています。

○観光業の振興
「ひょうごフィールドパビリオン」に認定された町内の取り組みを支援しています。

○観光施設の整備
「和牛の聖地」旧熱田集落を訪れる人の増加に対応するため、トイレの整備を行っています。「道の駅あまるべ空調機器改修工事」「道の駅村岡ファームガーデン屋根改修工事」「ジオパークと海の文化館改修工事」「但馬高原植物園大カツラエリア整備工事」「味取俵石遊歩道新設工事」を実施します。

◆(4)将来を担うひとづくり(移住定住、結婚、子育て、教育)
○移住定住対策
空き家バンク、各種助成制度や補助を行い移住定住の促進を図っています。

○妊娠・出産・子育て支援の充実
「出産・子育て応援交付金事業」を継続するとともに「かみっこオムツ券交付事業」を活用した伴走型相談支援の充実、子育てしやすい環境整備の強化を図っています。

○給食費の無償化
就学前施設、小・中学校の給食費の完全無償化を継続しています。

○魅力ある教育の充実
令和4年度に策定した学校再編計画に基づき、再編に向けた検討、準備を進めています。

○教育環境の整備
閉校となった学校の空調設備を特別教室や体育館に移設して、教育環境の向上を図るとともに、災害時の避難場所となる体育館の環境整備を行っています。

○図書事業の充実
9月からスマートフォンなどで簡単に蔵書の検索や貸出予約ができるシステムを導入しています。

◆(5)安心な暮らしづくり(保健、医療、福祉)
○健康づくりの推進
インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症など各種予防接種に係る費用の一部助成による負担軽減を継続しています。

○公立香住病院の運営
総合診療科の拡張工事を進めており、医療環境のさらなる整備に努めています。

○高齢者福祉の充実
「高齢者補聴器購入費助成事業」により、補聴器の購入に要する費用を助成しています。

◆意見交換
各会場の意見交換でいただいた主な意見の要旨をご紹介します。紙面の都合上、すべての内容を記載できませんが、ご了承ください。

○香住区
問：新しい首相が地方創生の交付金を倍増するとの報道があるが、香美町の景気を牽引する産業に重点的に回すなど、メリハリのある使い方を考えていただきたい。
答：脆弱な財政の自治体にはありがたいことなので、職員と知恵を絞って取り組んでいきます。(町長)

問：香住病院にMRIを設置する考えはあるか。
答：高額であること、また新たな人員配置やスペースも必要なことから導入は考えていません。豊岡病院と委託契約を締結し、スムーズに撮影ができるようにしておりますのでご理解願います。(病院事業管理者)

○村岡区
問：国道482号(長板)拡幅工事の進捗状況を教えていただきたい。
答：県の「ひょうごインフラ整備プログラム」が4月に改定され、令和11年から15年の間に着手することが明記されました。大きな進捗なので、町としても全力で取り組んでいきます。(町長)

○小代区
問：中学校のの部活動の地域移行についてのアンケートで、令和8年度には実施できるようにとあるが、年度途中でも実施できるのか。
答：令和7年度の途中からの実施はありません。令和8年度スタートに向けて、令和7年度中にある程度の結論が出せるように現在検討をしております。ただ、都市部のようにいくつもの部活動の人材を確保することは困難な状況です。(教育長)

問：特別養護老人ホームに外国の方が研修生として来られ、頑張っていただいていると思うが、状況が分かれば教えていただきたい。
答：介護人材の不足で事業を縮小するような状況であったが、外国人労働者の雇用により縮小していた事業も復活し、職場の雰囲気も明るくなったと伺っております。(福祉課長)