■骨の健康状態、知ってみませんか? ~年齢とともに増加する骨粗しょう症~
骨密度は、一般的に20歳代をピークに年々低下していきます。骨密度が低下すると骨がもろくなって日常生活の些細なことで骨折しやすくなります。これを「骨粗しょう症」といいます。
日本では、1,000万人を超える人が骨粗しょう症といわれています。しかし多くの人に自覚がなく、骨が折れるまで気付きにくいため厄介です。骨折によって生活の質が低下し、日常生活に不自由が生じる場合もあります。
まずは、骨の健康状態を知るためにも骨密度検診を受けましょう。当院では、2つの方法で骨密度測定ができます。
◇DXA(デキサ)法
エネルギーの低い2種類のX線を使って測定。全身のほとんどの骨を測ることができます。一般的に、腰の骨(腰椎)や脚のつけ根(大腿骨近位部)の骨密度を正確に計測します。
◇超音波法
かかとの骨に超音波を当てて測定します。X線を使用していないため、妊娠中の人でも測定できます。
骨密度検査は、骨の健康を知る上で重要な手がかりです。特に女性は症状がなくても、40歳以上になったら定期的に骨密度を測ることをお勧めします。骨密度検査といっても測定する部位も異なれば、測定機器もさまざまです。椎体と大腿骨は体の中でも重要な骨で、骨折によって、その後の生活に影響が出やすいといわれています。直接的にその部位の骨密度を測定できるので、DXA法での測定をお勧めします。
◇市民病院の骨密度検診
対象者:高砂市民(30歳以上の女性、60歳以上の男性)
費用:
・DXA法…1,500円
・超音波法…500円
受付:高砂市民病院検診センター
【電話】442-3981
受付時間:平日 8時30分から12時30分、13時30分から16時
問合せ:高砂市民病院
【電話】442-3981
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