町では、令和5年度から令和7年度の三ヵ年計画で町内の津波避難場所に防災備蓄庫の整備を進めています。
三ヵ年計画の一年目となる令和5年度は、町内6箇所の津波避難場所に防災備蓄庫を建設しました。
今回は防災備蓄庫の収容品や使用方法についてご紹介します。
※法耀寺は寺院内に備蓄品を保管しています。
■防災備蓄庫の使用方法
防災備蓄庫は防犯上平時は施錠していますが、震度5強以上の揺れを感知すると自動的に解放されるキーボックスがドアの横に設置されています。大地震発生時はこのキーボックスから合鍵を取り出し、中の備蓄品を使用してください。また、周辺の自治会長のかた等にも合鍵を貸与しています。
・ドア横のキーボックス。震度5強以上の揺れを感知し、自動的に解錠されます。
・キーボックスを開けると中に鍵があります。(田代研修センターの備蓄庫には、田代研修センターの合鍵も入っています。)
・夜間の避難に備えて、ソーラー充電式の人感センサー付きライトを取り付けています。
・夜間の避難に備えて、ソーラー充電式の人感センサー付きライトを取り付けています。
■各地域の防災備蓄庫の収容品について
防災備蓄庫に収容している備蓄品の数量は各避難場所の周辺人口などから算出した想定避難者数をもとに決めており、想定避難者数が必要とする数量のおおむね50%を備えることとしています
・備蓄庫の中に収容品一覧のリストとソーラー充電式ライトの取扱説明書を置いています。
・保管している物資の一例。食糧や飲料水、ラジオ、ランタンなど。
■各家庭でも備えを進めましょう!
町では、上記でご紹介したように、津波に備えて防災備蓄庫を整備し、非常食や水、防寒用品などの備蓄を行っていますが、町民のみなさん全員が満足できるだけの量を備蓄することはできません。
津波浸水想定区域内にお住まいのかたは、迅速に避難できるよう玄関など避難時に必ず通る場所に非常持出袋を備えておくようにしましょう。また、浸水想定区域外にお住まいのかたも、津波による道路の寸断やライフラインの停止などに備え、少なくとも3日分、できれば一週間から10日分の食糧や水、簡易トイレなどの備蓄をお願いします。
■津波の前に…地震対策は万全ですか?
想定される大地震が発生した場合、様似町では震度6強の揺れが起こるとされています。地震により家具などが転倒し玄関までのルートがふさがれてしまうと、迅速な避難ができなくなってしまいます。
また、寝室に大きな家具を置いている場合、その下敷きとなって逃げ遅れてしまうおそれがあります。大きな家具は必ず固定し、なるべく寝室や避難経路上には置かないようにしましょう。
・ハザードマップもご確認ください
■室内の地震対策チェック
室内の家具が凶器になる場合もあります。家具を固定し安全対策に努めましょう。
詳細は、本紙またはPDF版をご覧ください。
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