教育長 秋山 寛幸
令和3年度からスタートした「第2次様似町教育大綱」も本年度は4年目を迎え、「豊かな心と健やかな体を育む地域と連携した教育・文化のまち」の基本理念のもと、子どもたちが時代の変化に柔軟に対応できる人材へと成長して行くことができるよう、学校・家庭・地域が一体となって、本町の教育の充実と発展に取組んでまいります。
■幼児教育および保育の推進
▽さまざまな体験活動
「戸外遊び」や「運動遊び」「リトミック」を通しての運動能力の向上、「英語遊び」「もじかずタイム」などで文字や数に興味を持ってもらう取組、自然に親しむ「ジオ学習」の展開や地場産業を自ら体験する機会を設け、豊かな心と郷土愛を育みます。
▽デジタルメディア使用の低年齢化について
乳幼児における心身のバランスに悪影響を及ぼすことがないよう、親子のふれあいの大切さを伝えながら、家庭での基本的な生活習慣などの定着を図り、健康的な身体づくりと豊かな心を育む情操教育に努めます。
■学校教育の推進
▽学力の向上
学力や学習状況の把握・分析と学習指導方法の改善を検証し、児童生徒の学力向上を図るため、小中一貫校として組織的な取組を一層推進します。
▽オンライン公設塾
引き続き民間学習塾と連携したオンライン公設塾を進めます。本年度は英語を加えた3教科を実施し、既習事項の定着と家庭での自発的な学習の習慣化を図ります。
▽コミュニティ・スクール
幼児センター、小・中学校を1つの枠組みとした「学校運営協議会」を通じて、学校・家庭・地域が連携・協働する取組を図ります。
▽ふるさと学習
「アポイ・ドリーム・プロジェクト」や「ふるさとアポイ学」を通じ、総合的な学習を推進します。
▽様似型スクールランチ
代替食によるアレルギー対応を行い、児童生徒に栄養の整った食事を提供することで、家庭での弁当調理の負担軽減を図ります。また、経済的負担軽減のために料金の無償化に取り組みます。
▽検定受験料の助成
小・中学生への「英語検定」受験料助成のほか、新たに「漢字検定」の受験料助成を行い、積極的に上位の資格取得を目指せるよう支援します。
■社会教育の推進
▽地域で支える学校教育
「学校支援ボランティア」や「地域の人材を活用した教育支援活動」などでは、あらゆる世代の町民が参加し、さまざまな活動の積み重ねを活用し、地域の可能性を引き出す様な事業展開を図ります。
▽高齢者教育
各地区の高齢者学級による学習活動を支援し、シニア世代が気軽に参加できる学習機会を提供します。
▽アイヌ文化の振興
文化保存団体の活動支援や小・中学校での学習支援、関係資料の調査など、文化の保存・継承と活用に取り組みます。
■図書館活動の推進
▽読書活動ができる環境づくり
「様似町第三次子どもの読書活動推進計画」をスタートさせるとともに、乳幼児へのブックスタート事業の充実や学校図書館の機能を活かすために司書の定期訪問により、書架の整理などを継続し、調べ学習の補助を推進します。
また、施設の外壁タイル調査業務を実施し、安心安全で便利な、親しまれる図書館を目指します。
■スポーツの推進
▽青少年スポーツ
幼児期の運動教室を引き続き進めるとともに、スポーツ教室の開催などでさまざまなスポーツにふれる機会の提供を推進します。
▽成人スポーツ
「町民スポーツ大会」などを開催し、スポーツに取り組める機会の提供に努めるほか、各年代に広く利用されているトレーニングルームの有効活用を推進します。
▽スポーツ施設
適切な維持管理と利便性向上に努めます。また、スポーツセンターの今後のあり方について、その方向性を早急に検討していきます。
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