この事業は、世界ジオパークの再認定と国立公園化を機に、観光庁の補助事業の採択を受けた事業として実施する、インバウンド向け観光振興事業です。ここでは、現在までの取組と今後の展望について紹介します。
体験型のコンテンツ観光客向けの町内の移動手段としてE-MTB(電動アシスト付きマウンテンバイク)を活用。ジオパークガイドによるツアーやさまに八景を巡るツアーの造成に取り組んでおり、現在、町内でE-MTBの実地調査を行っています。
様似町を含む道内の国立公園を巡る新規広域ツアーの旅行商品化に取り組んでいます。
海外のトレイル※2文化を取り入れた、アウトドア好きのためのお祭りの開催に取り組みます。来訪者と地域コミュニティの交流の場を創出し、来訪者増・新規コンテンツの充実・アウトドアブランド企業の集結などにより地域での消費拡大を図ります。
海外の観光客に人気がある「てぬぐい」、「ウォータボトル」を限定デザインで販売し、売上の一部を自然保護活動へ寄付します。また、登山者やアウトドア目的の観光客向けに、日高の特産品を使用したトレイルフード※3を製作中です。
※1…電動アシスト機能を搭載したマウンテンバイク。コンピューター制御の電動モーターによるアシストで坂道も楽に走行可。最高速度は20km/hに制限されています。
※2…ハイキングやトレッキング、サイクリングなどを楽しむために整備された自然の中の道。
※3…登山などのアクティビティ中に持ち歩く食料。高カロリー・携帯性・ゴミが出ないことが特徴。
国立公園に指定されたことで、国内外からの公園利用者が増えることが予想されます。観光振興の推進が期待できる一方で、利用者の集中による自然の荒廃を防ぐ必要があります。
これまでに実施してきた保全活動の継続はもとより、利用に関するルールの検討やマナーの周知・徹底を図り、利用と保全のバランスを取りながら持続的に利用が可能な環境を整備していきます。
ゴミのポイ捨ては、美しい景観をそこね、地域のイメージ悪化につながるたけでなく、生態系への悪影響をおよぼします。
この国立公園を未来の世代に引き継ぐためにも、私たち一人ひとりが協力して自然を守りましょう。
問い合わせ:商工観光課
【電話】36-2120)
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