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ニセコ町の未来を考える(第6次総合計画中間報告)

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北海道ニセコ町

町では、現在町のすべての計画の最上位に位置する第6次総合計画を策定中です。今まで3回の審議会と大人・子どもワークショップを開催して、12年後のニセコ町が目指す姿を話し合ってきました。
今月は、審議会とワークショップから見えてきた5つの基本目標をお伝えします。

◆ニセコ町の歴代総合計画
ニセコ町の総合計画は、昭和47年(1972年)からはじまりました。今までの期間と基本理念は次の通りです。

・第1次総合計画
(1972年度〜1981年度)(10年間)

・第2次総合計画
(1982年度〜1991年度)(10年間)
キャッチフレーズ:「山と緑の自然を愛し、明るく豊かな生活と生産のまちづくり」

・第3次総合計画
(1992年度〜2001年度)(10年間)
サブタイトル:「jump up ニセコ21プラン」

・第4次総合計画
(2002年度〜2011年度)(10年間)
基本理念:小さいながらも世界に誇れる暮らしやすさを実感できる„環境のまち“「小さな世界都市ニセコ」

・第5次総合計画
(2012年度〜2023年度)(12年間)
基本理念:「環境創造都市ニセコ」

・第6次総合計画
(2024年度〜2035年度)(12年間)
基本理念:現在検討中

◆5つの基本目標
審議会とワークショップで出された論点と重要キーワードをカテゴリーごとにまとめたところ、5つの基本目標が見えてきました。この5つの基本目標を一人の人間に見立てた場合の関係性を左に示します。
※基本目標のタイトルは素案であり、今後変更する可能性があります。

◆今後のスケジュール
引き続き審議会で基本理念を話し合うとともに、今後各地区で開催するまちづくり懇談会などで、総合計画について説明し、みなさんからご意見をいただきながら、素案を作成します。素案ができましたら、まちづくり町民講座でみなさんにお知らせします。その後パブコメなどを経て、今年度中に策定します。

◆5つの基本目標(案)
理念:I 持続可能なまちをつくる
町民主体のまちづくりを推進するとともに、相互扶助の心を基本に、地域コミュニティの活性化や町民の発意に基づく多様な活動を地域ぐるみで取り組みます。
キーワード:まちづくり基本条例、住民参加・情報共有、相互扶助の精神、シビックプライド、人のやさしさ・受け入れる心

人づくり:II 未来を生き抜く力を育む
これからの時代を生きていくために、時代・社会の潮流、そして地域の特性に合わせて学ぶことのできる環境づくりに努めます。
キーワード:共感力(EQ)・想像力(CQ)を育てる教育、教育の選択肢を増やす、人との交流、気軽に集まれる居場所づくり、国際交流の文化、若者の活躍の場

経済:III ニセコの価値を循環させる
ニセコ町での事業展開を地域全体で応援し、新しい価値を創造し、その価値が地域で循環する仕組みを作り上げていきます。
キーワード:地域内経済循環、新鮮で種類豊富な野菜、ゆっくり入れる温泉、個性豊かな飲食店、ニセコルール、起業しやすい・失敗できる環境

社会:IV 安心・安全と暮らしやすさを高める
地域ぐるみで子育てを応援する環境づくりを進めます。住民の生命を守る医療、消防、救急、防災対策や住民・観光客の足についても、体制の充実を図ります。
キーワード:地域内交通の充実、アクセスしやすい図書館、買い物環境の整備、医療体制の整備、借りやすい賃貸住宅、スポーツ施設・遊び場の充実

土台:V 自然資源と開発の調和を図る
自然保護、景観、水・森林資源、防災・安全、生活利便、農業、産業振興など、さまざまな要素が絡み合う難題に、智恵と力を結集して取り組み、未来に継承します。
キーワード:自然環境・水資源の保護、ニセコらしい景観、パウダースノーの維持、オーバーツーリズムへの規制、公益で実を生む仕組みづくり

問い合わせ:企画環境課経営企画係(担当=大野・吉田・佐々木)

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