◆質のよい睡眠で健康づくり
日本は睡眠時間が世界の中でも短い国であると言われています。1日平均6〜8時間睡眠がとれている人の割合は年代ごとに差はありますが、5〜6割程度で、特に働き盛りの年代の人たちの睡眠時間は、年々短くなっています。慢性的な睡眠不足は日中の眠気や意欲の低下、記憶力の減退など精神機能の低下を引き起こすだけではなく、生活習慣病の罹(り)患リスクを高め、生活習慣病の症状を悪化させることがわかってきています。
◇質のよい睡眠ってどんな睡眠?
必要な睡眠時間は年齢や日中の活動量、個人差もありますが、6〜9時間の睡眠がとれることが理想です。また質のよい睡眠のためには、睡眠時間だけではなく睡眠で休養がとれている感覚を十分に得られることが大切です。
◇ぐっすり眠るためには
睡眠時間を確保するのが難しい場合でも、ぐっすり眠るためにできることを紹介したいと思います。
(1)日中はできるだけ日光を浴びて睡眠と覚醒のリズムを整える。
(2)寝室にはスマートフォンやタブレット端末を持ち込まずできるだけ暗くして眠る。
(3)寝室は暑すぎず、寒すぎない温度設定にする。
(4)就寝1〜2時間前に入浴をして、体を温めてから寝床に入る。
(5)できるだけ静かな環境でリラックスできる寝衣や寝具で眠る。
(6)カフェインを含む食品は夕方以降摂取を控える。
寝つけないために寝酒をする人もいますが、寝酒を始めた当初は寝つきがよく感じても、アルコール代謝の過程で覚醒する作用が生じるため、途中で目が覚めやすくなります。長期的にみても、寝酒の習慣は健康に悪影響を及ぼす可能性があるので、習慣にしないようにしましょう。
問い合わせ:保健福祉課健康づくり係
【電話】0136-44-2121
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