■救急医療情報キットのご紹介
〜もしものときに備えておきましょう〜
今月は 保健師 疋田 典子 です
高齢化が進む中で急病やケガにより救急搬送される方が増えています。
救急搬送される原因で多いのが「転ぶ」で約8割を占め、次いで「落ちる」事故が多くなっています。
「転ぶ」場所としては、屋外ではなく、居間や寝室、玄関など室内での転倒が多くなっています。
「落ちる」については、階段やベッド、洗濯物を干すなど踏み台からの事故が原因となっています。
〔救急搬送の原因〕
■救急車を呼ぶとき(119番)のポイントは?
必要な情報を分かる範囲で簡潔に伝えます。
・住所
・救急車が必要な人の年齢・性別
・具合の悪い方の症状
・かかりつけの病院
・普段治療している病気や服薬している薬
など…
急病のときに、ひとり暮らしの方はもちろん、家族がいても落ち着いて情報を正確に伝えることが難しいものです。
●そんなときに‼
冷蔵庫に保管した「救急医療情報キット」を活用することで救急隊員などに情報をより正確に伝えることができます。
◇(1)救急通報
救急医療情報キットの「シール」をドア内側上部などの目立つ場所に、「マグネット」を冷蔵庫ドアに貼ります。
◇(2)発見・確認
救急隊員が「シール」または「マグネット」を発見し、冷蔵庫の救急医療情報キットから医療情報シートを確認します。
◇(3)搬送
かかりつけの医療機関またはほかの医療機関へ連絡・搬送
町では、高齢者が安心・安全を確保するために「救急医療情報キット」を希望者へ無料で配布しています。
◇キットの内容
・専用の容器
・かかりつけの病院、服薬している薬、緊急連絡先などを記入する情報シート
・冷蔵庫に貼るマグネット
・玄関ドアの内側に貼るシール
◇対象となる方
町内在住で
・65歳以上のひとり暮らしの方
・65歳以上の方のみの世帯
問合せ:保健福祉課 介護・自立支援グループ
【電話】0139-55-4460
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