◇健診結果はメタボ、糖尿病予備群が増加
・メタボ該当・予備群、肥満者の増加
「メタボリックシンドローム」は、内臓肥満型脂肪と高血圧・脂質異常・高血糖の危険因子が重なった状態で、それが軽度でも動脈硬化性疾患(脳梗塞、心筋梗塞など)を発症する可能性が高くなります。
町のメタボリックシンドローム該当者・予備群は男女ともに増加しています。また、肥満者も増加しており、解決すべき最優先の課題です。
メタボリックシンドローム該当者・予備群と肥満者の割合
※H23、H28、R4各計画策定のための基準値
・境界域(HbA1c5.6~6.4%)の高血糖者の増加
「HbA1c」は血糖値の状態を知るための検査項目で、過去1~2カ月間の血糖値の平均を示し、数値が高いほど糖尿病リスクが高いことを意味します。
糖尿病の境界域であるHbA1c5.6~6.4%の割合が増加しており、糖尿病予備群が増えています。
HbA1c5.6~6.4%の割合
◇がん検診受診率の減少
がんは日本人の死因第1位であり、生涯のうち2人に1人はかかる疾患です。がんは、かからない(1次予防)、早期発見・治療(2次予防)が重要です。
しかし、町のがん検診受診率は減少傾向です。
◆特定健診を受診しましょう!
生活習慣病は自覚症状がないことから、1年に1回の健診で身体の状態を数値などで確認することが大切です。
町の健診では独自に、血管の変化(動脈の状態)がわかるよう基本項目の他に心電図検査、眼底検査、微量アルブミン尿を国保の特定健診受診者全員に追加して実施しており、生活習慣病の発症・重症化予防に取り組んでいます。
今まで受けたことのない方や病院に通院中の方も特定健診を受診しましょう。
◆特定健診の案内に大腸がん検診のキットを同封します!
大腸がん検診は自宅で取った2日分の便を健診当日に受付に提出するだけです。ぜひ特定健診と一緒に受けましょう!
◆各種健診、がん検診の申込みは
保健福祉課【電話】45-6987
がん検診、特定健診などの詳細は「令和6年度健康増進カレンダー」をご確認ください。QRコードからもご確認いただけます。
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