文字サイズ
自治体の皆さまへ

食べること育つこと〜食育通信〜「食」に関する情報をお伝えします!

13/29

北海道中川町

■節度ある適度な飲酒量について
今月は、適度な飲酒量についてです。
お酒の適量は、性別、年齢、体重、体質によって個人差もありますが、今回は一般的に推奨される飲酒量を紹介します。
飲み会の機会が多くなる12月、下記を参考に、自分の適量を知り、体調も考えお酒を楽しみましょう。

▽適度な飲酒量とは?
国は、「節度ある適度な飲酒」について、通常のアルコール代謝能力を有する日本人においては、1日平均純アルコールで20g程度としています。
また、一般的に女性は男性に比べてアルコール分解速度が遅いことや、体重当たり同じ量だけ飲酒した場合に臓器障害を起こしやすいことなどから、女性の飲酒量は男性に比べて1/2〜2/3程度が適量だと考えられています。

▽生活習慣病のリスクを高める飲酒量とは?
国は、「生活習慣病のリスクを高める飲酒量」を、1日当たりの純アルコール摂取量が男性で40g以上、女性で20g以上と定義しています。
また、多量飲酒とは、適正飲酒量の3倍にあたる純アルコール量60g以上摂取した場合を言い、習慣化すると、肝障害や高血圧、脳卒中、糖尿病などの生活習慣病を引き起こすリスクがさらに高まります。

▽飲酒量を確認してみましょう!
習慣的に飲んでいる飲酒量や、飲み会時期の飲酒量(純アルコール量)が適量か表(1)で確認してみましょう。

表(1) アルコール飲料の適量と多量飲酒量の目安

※純アルコール量

▽こんなにかかるアルコール分解時間!
肝臓では、適量とされる20gまでなら約3〜4時間で分解できます。しかし、多量とされる60g以上程度のアルコールを摂取した場合、分解されるまで約9〜12時間以上もかかることになり、前日の飲んだ時間によっては、お酒が朝まで残ることになります。さらに、肝臓にとっても、睡眠中も処理の為に働き続けることになり、休む時間が無く大きな負担となります。
アルコールの分解にかかる時間については、中川町公式ホームページの健康・福祉↓健康づくり↓健康づくりのための資料の中に目安が計算できる資料(アルコールの分解時間)があります。ぜひご活用ください。

▽体への負担を減らすお酒の飲み方とは!
(1)水を積極的に飲む
アルコール代謝には、水分が必要です。飲酒中は、利尿作用によって血中アルコール濃度が高くなり、酔いが回りやすくなります。胃腸への刺激や肝臓の負担を和らげるためにも、飲酒の間に意識して水などを飲みましょう。

(2)飲酒後すぐ寝ない
寝てしまうと、肝臓の活動も低下するため、アルコール分解能力も低下します。少し酔いが醒めてから寝ることで飲み過ぎの二日酔いを予防することができます。

(3)空腹時の飲酒を避ける
食事やつまみと一緒に食べることで、アルコール吸収を緩やかにし、胃腸粘膜への刺激を減らす効果があります。

《飲酒時に適したつまみ》
・チーズ
・卵焼き
・豆腐料理
・納豆
・野菜料理
・枝豆
・ナッツ類
・焼き鳥
・魚介類
・焼き海苔

(4)休肝日をつくる
アルコール分解で疲れた肝臓が回復し、分解能力も回復します。

問い合わせ先:住民課幸福(しあわせ)推進室 管理栄養士
【電話】7-2813

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU