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自治体の皆さまへ

保健だより[今月のテーマ]ガン検診を受けましょう!

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北海道中川町

健診と検診は、単なる漢字の間違いではありません。
健診は健康診断の略であり、会社で行う健康診断や、特定健診(特定健康診査)が主なものになります。
体の全身チェックをし、生活習慣を見直す事を目的とした「一次予防」となります。
一方、検診は、特定の臓器や部位を検査することを目的としているため、ガン検診や歯科検診などが主になります。病気の早期発見を行なうので、「二次予防」となります。
今回は、二次予防の中のPET検診と脳ドックについてお話しします。

■PET検診
PET検診は、全身を一度に撮影します。短時間で早期にガンを発見することができます。
また、ガンの拡がりや転移について、苦痛なく調べることができます。
これがPETの画像になります。
少量の造影剤を注射し、専用の機械に入り、撮影をします。時間は30分程度です。
肺がんや甲状腺がんなどの診断には有効と言われていますが十分なデータがないため、国は検診としては推奨していません。費用も高額です。
家族にガンで亡くなった方がいる人や、人間ドックを受ける時間がない人が、短時間の全身チェックとして受けている検査です。

■脳ドック
脳ドックの際に使用されるのが、MR検査です。
一般的な検診では、内臓の疾患を診断していますので、脳や脊髄の病気は発見できません。
MRA検査は、血管の異常が発見でき、MRI検査は、骨の異常や、小さな腫瘍を撮影することが可能です。この検査により、脳梗塞の予兆や脳や脊髄の病気の早期発見に繋がります。
この写真が、MRIとMRAの画像になります。(※詳細は本紙をご参照ください。)
従来のCTより、格段に画像が良くなりました。
MR検査は、放射線を浴びるCTとは違い、磁気による検査です。
そのため、体に金属(人工関節やペースメーカーなど)が入っていたり、入れ墨がある方は検査できません。
とても狭い機械に入り、検査中は大きな音がなりますので、苦手な方も多いです。検査時間も15〜45分と長めです。
頭の検査は、めまいや頭痛の症状がある人が受ける場合もありますが、脳血管疾患の多くは症状がありません。家族の中で、脳卒中で亡くなった方がいる人には、勧められる検査です。
※「脳梗塞」の「梗」は環境依存文字のため、置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。

町で行っている検診を毎年欠かさず受けることは、最新の機械で検査を受ける事と同じように、病気の早期発見に繋がります。
※脳については、ご自身で検査を受ける必要があります。

今年も、今年こそ、健診・検診を受けましょう。

★0次(ゼロジ)予防[日頃の健康管理]
★一次予防[特定健診]
★二次予防[ガン検診]

自分の体について、気に掛けてみる。それこそが、0次予防から始まる、病気の早期発見・早期予防です。

問い合わせ先:健康推進係 保健師
【電話】7-2813

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