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自治体の皆さまへ

保健だより[今月のテーマ] 「座りすぎ」に注意しましょう!

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北海道中川町

皆さんは、1日の中でどのくらいの時間を「座位行動」で過ごしていますか?
座位行動とは、座っていたり、横になっている状態のことです。
エネルギー消費量が1.5メッツ※以下の覚醒中の行動で、デスクワークをしたり、座ったり寝転んだ状態でテレビやスマートフォンを見ることなどがあげられます。
近年の研究では、座位行動の時間(座りすぎ)があまりにも長いと、健康を大きく損なうリスクが高いことが明らかになってきました。
※メッツとは、安静座位を1メッツとし、その何倍のエネルギーを消費するかという指標。

■日本人は座りすぎ?
海外の調査では、日本人が座って過ごす時間は世界20カ国中、最も長い(7時間/日)ということが報告されています。
また、「平成25年国民健康・栄養調査」によると、平日1日の総座位時間に関して8時間以上と回答した成人は、男性で38%、女性で33%もいることが明らかになりました。

■座りすぎのリスクとは?
どのくらい座りすぎると健康に良くないのか、はっきりした数字は明らかになっていませんが、座っている時間が長ければ長いほど、
・血流が悪化する。
・エネルギー消費量が減る。
・足腰の筋力が衰える。
などのリスクが生じやすくなります。
さらに、普段運動しているかどうかにかかわらず座りすぎていると、
・寿命が短くなる
・肥満
・2型糖尿病
・心臓病
・認知症
などの発症・罹患リスクが高くなることが報告されています。
心身の健康を維持・増進するためには、中高強度の身体活動を増やすことに加え、いかにして座りすぎを減らすことができるかが重要です。
厚生労働省は、令和6年1月に「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」を策定し、「座位行動」において、座りすぎを避け今より少しでも多く体を動かすことを基本とし、各ライフステージにおいて座りっぱなしの時間が長くなりすぎないように注意することを推奨しています。

・座位行動における推奨事項

「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」より引用

■座りすぎを減らすには?
職場や日常生活において、座りっぱなしを招くパソコンやテレビ・メディアに向かう時間の中で工夫をしてみましょう。
ポイントは、まず頻繁に「立ち上がること」です。30分ごとに1回、難しい場合は1時間ごとに座りっぱなしを中断(ブレイク)することを心がけることが大切です。
立ち上がったついでにストレッチや体操で身体を動かすと、なお効果的です。

◆少しの工夫で「座りすぎ」を減らそう!
◇日常生活で…
・テレビをみながら立って家事やスレチ。
・リモコンを手元に置かない。
・スマホやテレビは時間を決める。

◇職場で…
・立って作業や会議を行う。
・1時間ごとに立ち上がってパソコンから離れる。
・席から遠いトイレを使う。足元にごみ箱を置かない。

問い合わせ先:健康推進係 保健師
【電話】7-2813

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