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【特集】令和6年 なかさつない 村のごみ事情~美しい村の心得(1)

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北海道中札内村

昨年7月号の広報に、4月から稼働し始めた新しい食品残渣物処理施設(生ごみ処理施設)についてのお知らせを掲載しました。記事は控えめでしたが、この施設の稼働により生ごみの処理能力が向上し、村のごみを巡る環境に変化をもたらしています。今回は、「生ごみの分別」、「資源ごみ」、「新しいトピック」の3つのポイントで、令和6年の村のごみ事情についてお知らせします。

■家庭でのごみ袋の節約が!「生ごみ」
◇新しい生ごみ処理施設が、令和5年4月から稼働して1年が経過しました。
村では市街地区に限り生ごみを無料で回収しています。
回収した生ごみは、上札内にある食品残渣物処理施設(通称:生ごみ処理施設)に運搬し処理を行っています。
元々の施設は、処理した生ごみを堆肥として村民に還元にしていましたが、施設の老朽化により、令和4年度に建物及び処理機械を更新し、令和5年4月から運転を行っています。処理方法については、これまでの堆肥にする施設とは異なり、専用の菌と一緒に混ぜ込み、生ごみが消滅する方法に変更しています。

◇生ごみの分別で可燃ごみ用ポリ袋が節約できる!?(10ℓ:40円)
令和4年度に生ごみ処理施設で処理された生ごみは、年間116tとなっておりますが、過去に推計した回収割合では約50%と推測され、村内から発生する家庭系の生ごみの半分程度は、可燃ごみとして焼却処分されています。
生ごみを分別することによって、可燃ごみの減量化、ごみ袋の節約になりますので、ぜひ分別をお願いします。

◇生ごみを捨てる際の大切なルール
生ごみは中札内・上札内地区(市街地)で収集しています。(農村地区はもやせるごみ袋に入れて収集日に出してください)

(1)生ごみは各ごみステーションに設置されている生ごみ用バケツに入れてください。
(2)生ごみは、できるだけ水切りをして、紙袋やビニール袋等を取り除いたものを出してください。

◇注意事項
処理できるもの:食品残渣(生ごみ全般)
処理できないもの:プラスチック類、紙類、大型の骨、貝殻類、ガラス、金属類、薬品類など
★よく入っているもの
お茶等のティーバッグ(プラスチック製等)、生ごみ用水切紙袋、スプーン等の金属類

各ごみステーションは収集日の早朝から午前8時までに出してください。

■協働のココロで住みよいまちへ「資源ごみ」
Q1:資源ごみの処理はどうすればいいの?
村では家庭等から出る紙類、ビンや缶、プラスチック製容器などの再利用
可能な資源ごみを、リサイクルセンターで無料で受入しています。

Q2:リサイクルセンターに持ち込みができない人は?
高齢者や自動車を持っていないなど、リサイクルセンターに持ち込みができない方のために、市街地では月1回収集日を設けて、資源ごみの収集を行っています。収集した資源ごみはリサイクルセンターに運搬します。

Q3:なぜ、リサイクルセンターに搬入しなければならないの?
村では村民一人一人が、リサイクルの意識を持ち「ごみの排出抑制や減量化」「適正処理」を図ることを目的として、リサイクルセンターを設置し、自己搬入をお願いしています。
村民、事業者、行政が一体となり役割と責任を果たすため、循環型社会の構築に向けた協働のまちづくりとして進めてきました。

Q4:ごみステーションの収集回数を増やしていただきたい
収集回数を増やしてほしいというご意見がありますが、上のQ3で解説したリサイクルセンターの設置意義をご理解いただき、今後もリサイクルセンターへの自己搬入にご協力をお願いします。
村では『協働のまちづくり』をまちづくり計画の基本に置き、村民主体の活動や行政区・近隣同志の助け合いなど共助の環境づくりを推進しています。人が生活する以上避けられないごみを巡る課題を安易にお金で解決するのではなく、共に知恵を出し合う協働の機会にしていきませんか?

Q5:リサイクルセンターに集まった資源ごみはどのように処理されているの?
リサイクルセンターで収集した資源ごみは、村の委託事業者が運搬し、帯広の中間処理施設(十勝リサイクルプラザ)に運ばれ、選別・圧縮・梱包し、最終的にはリサイクル原料として「公益財団法人日本容器包装リサイクル協会」に引き渡されます。

リサイクルセンター(収集した資源ごみ)

村内委託事業者(運搬)

中間処理施設(選別・圧縮→リサイクル原料化→梱包)十勝リサイクルプラザ

リサイクル原料

公益財団法人日本容器包装リサイクル協会

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