■豊かな自然と共生し、確かな歩みを続ける中札内村の景観…次のステップへ
中札内村が「日本で最も美しい村」連合に加盟して8年。村では、村民が誇りにできる美しい村をめざし、これまで以上に推進していくためにも、「中札内村景観計画」の策定を進めています。
昨年行った村民アンケートの結果を踏まえて、現状の確認と今後の計画推進についてお知らせします。
【1】景観への関心
全体の8割弱が景観に「関心がある」又は「少し関心がある」と回答。
村民の景観への関心の高さが伺えます。
【2】出身地ごとの景観の評価
村出身者にくらべて村へ移住された方の方が村の景観を評価していることがわかります。
村民にはあたり前の景観が、実はかけがえのない価値を持っているのかもしれません。
■景観計画とは?
良好な景観を形成するためにその区域や指針、建築基準の制限(ルール)等を規定したものです。
中札内村ではこれまでも「豊かな自然を未来につなぐふるさと景観条例」の制定や「農村景観ガイドプラン」の策定などを行ってきましたが、村としての取組をより具体化するものとして「中札内村景観計画」の策定を進めています。
また、村の目指す景観行政団体へ移行するためには景観計画が必要となります。
■景観行政団体とは?
景観行政団体になると、これまで北海道が行っていた景観行政事務を村で実施することができ、より自由な取組が可能となります。
景観行政団体になると可能になる主なものは次のような項目です。
・建築物の色や高さなどを制限できる
・景観形成に重要な建造物を指定して保全を推進できる
・屋外広告物を規制できる
【3】保全したい景観
村を代表する農村風景である「防風林」が1位となりました。
その他、石見神楽やポロシリ太鼓など、文化的な価値のあるものの順位が高くなっています。
●村の「保全したい景観」ランキング
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