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毛利衛さんが余市宇宙記念館の名誉館長に就任

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北海道余市町

余市町出身の宇宙飛行士・毛利衛さんが、今年開館25周年となる余市宇宙記念館の名誉館長に就任しました。11月4日に就任式と記念講演が館内で行われ、町内の小中学生など約120人が里帰りした毛利さんを拍手で迎えました。
就任の挨拶で毛利さんは、「育ててもらった余市町のために恩返ししたいと考えていた時に名誉館長の話をいただいた。これから宇宙記念館を含めて余市のことを情報発信してアピールしていきたい」と抱負を述べました。
続いて「北海道の未来と地球生命のつながり」と題した記念講演が行われ、毛利さんは2度宇宙へ行ったエピソードを交えながら、「宇宙から見ると地球の未来のことがよくわかる」と説明。観測衛星からの情報によってブドウやリンゴなどの栽培に適した斜面がわかる時代になったと紹介し、「従来の手法を続けていると取り残される。新しい技術で良いものを生産して、次世代に引き継ぐことを考えながら子どもたちを育成してほしい」と呼びかけました。
会場から「AI(人工知能)に負けない、人間にしかできない役割は?」と質問された毛利さんは、日頃から生成AIのチャットGPTを活用していると笑いながらも「AIが答えを出せるのは過去の課題だけ。未来のことは人間が考えて判断しなければならない」と回答。また、小学生からの「一番好きな宇宙食は?」という質問には、「宇宙にカレーを初めて持っていったのは私。宇宙で食べたカレーはおいしかった」と優しく答えていました。
毛利さんは「今後、名誉館長として宇宙記念館と地域との連携などについて取り組みたい」と話していました。
(地域おこし協力隊・野添隊員寄稿)

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