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自治体の皆さまへ

いきいき健康ライフ

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北海道倶知安町

■予防は知ることから、フレイル予防でますます健康に!
フレイルとは「加齢により心身が衰えた状態」で、健康な方と介護が必要な方との中間の状態です。
町は住民の誰もが豊かな人生を送れるよう、日々健康的に暮らすことを目指したフレイル予防が重要と考えています。主に、家庭訪問などの個別支援と、住民の皆さんが集うさまざまな会合で行う集団支援を通して、フレイル予防に取り組んでいます。
担当するスタッフは、保健指導係の保健師・管理栄養士・看護師・歯科衛生士です。さらに、地域包括支援センターや社会福祉協議会と連携し、各老人クラブや長寿会、社会福祉協議会主催のサロンへ出向き、健康的な楽しみづくりをお手伝いしています。
運動機能に注目したフレイル予防では、歩行や認知機能の改善効果がある「ふまねっと運動」を取り入れ、音楽に併せて体を動かす活動を行っています。また、歩行速度や握力計測などの体力測定を取り入れ、自分の体の変化を確認する機会とグラフ化した結果をお返ししています。
栄養状態に注目したフレイル予防では、みそ汁の試飲を行い、濃い・普通・薄い3種類と自宅のみそ汁を比較してもらいました。口腔(こうくう)機能に注目したフレイル予防では、顔じゃんけんやストロー吹き矢的当てゲームなどを行う「ますけん大運動会」を開催し、白熱した戦いの中、お口の機能を高めています。
皆さん声を出し、笑い合いながら参加されており、心も体も少しだけ元気になる機会となっています。
これらの活動を通じ、皆さんがフレイルの入り口を知り、予防のきっかけになればと考えています。
フレイル予防を知りたい、機会があれば参加してみたい、地域の集まりに取り入れたいなど、ご希望がありましたらお気軽にお問い合わせください。

問合せ:福祉医療課保健指導係
【電話】22-1144

■年末年始に向けて気をつけて!~高齢者に起こりやすい事故~
年末年始は高齢者だけで過ごす家庭も多いと思います。冬に起こりやすい事故について、防止のポイントを確認しておきましょう。

▼大掃除中の事故は12月が最多
若い頃は軽い捻挫で済んでいたのが、骨折など入院が必要な大けがに発展することがあります。

▽防止のポイント
・脚立やはしご、踏み台を使用する場合は、広いステップなど身体のバランスを取りやすく安定した場所で
・滑りやすい場所では転倒に注意し、足場がぬれている場合には拭き取る
・洗剤などの取扱説明、注意表示をよく確認し、正しく使用する

▼意外と多い事故が窒息
お餅が喉に詰まる死亡事故は1月に多いですが、いつものおかずやご飯でも窒息のリスクがあります。

▽防止のポイント
・お餅を食べるときは小さく食べやすい大きさに
・水分で喉を潤してから食べる
※よくかまずに流し込むのは危険
・一口は無理なく食べられる量に
・ゆっくり良くかんでから飲み込む
・可能な限り誰かいる場所で食べる

▼冬場の入浴はヒートショックの危険
温度変化が急激な環境に身を置いたときに血圧が大きく変動することから起きます。場合によっては、気を失う、心筋梗塞などの病気になることがあります。

▽防止のポイント
・入浴前に脱衣所や浴室を暖める
・湯温は41度以下。入浴時間は10分までに
・立ち上がるときはゆっくりと
・食後、飲酒後、服薬後すぐは避ける
・家族がいれば入浴前に声かけを
・温度計や時計を使用し、入浴時間や部屋の温度差に気をつける

このような事故がなく、新年を笑顔で迎えられるよう気を付けて過ごしましょう。
体のことや生活での不安などがあればご相談ください。

問合せ:倶知安町地域包括支援センター
【電話】23-0500

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