今月号の特集では、やさしい日本語を使って日本人と外国人が交流する「にほんごサロンにこちゃん」の様子や活動内容を紹介します。
地域おこし協力隊で「にこちゃん」のコーディネーターを務める佐藤礼乃(あやの)です。
私から「にこちゃん」を紹介します!
■「にこちゃん」って?
日本語を学習する外国籍住民(学習者)と、日本語を話せる住民(サポーター)が集まって、「やさしい日本語」で会話や交流を楽しむところです。
参加者は、会話や交流を通じて、互いの文化や生活の違いへの理解を深めることができ、さらに学習者はその中で、日本語の会話や表現を学ぶことができます。
■「にこちゃん」が大切にすること
日本語を教えるという活動ではなく、町に住む人が、自分たちで町をよりよくするための活動ができる、多文化共生の拠点となるような場所で在り続けることです。
■「にこちゃん」に込められた思い
倶知安に集まった人たちが、日本語で交流をすることで、関わる人が笑顔になりますようにという思いが込められています。
にほんご×こうりゅう×くっちゃん=にこちゃん(笑顔)
■「やさしい日本語」って?
「やさしい」には、「思いやり」や「簡単」などの意味があり、日本語を勉強中の人や子どもなど、相手にとってわかりやすく配慮した日本語のことを言います。
▽「やさしい日本語」にするコツ
・短くシンプルにする
・最後まではっきり話す
・難しい言葉を簡単にする
■にこちゃんの活動を紹介!
「にこちゃん」は、1年を通して活動しており、1つの季節に10~14回ほど、年間では40回以上開催しています。
学習者もサポーターも好きなタイミングで参加できることが特徴で、仕事などの自分の都合に合わせて、いつでも参加することができます。
ばしょ:町文化福祉センター
じかん:
・水曜日14時~15時30分
・木曜日18時~19時30分
最新の開催情報は、町HPにて随時更新!
参加申込はコチラより
【電話】56-8001(佐藤)
自分の好きな時期に1回の参加でもOK!
サポーターになるには、初めにサポーターミーティングへの参加が必要です。ミーティングでは、「やさしい日本語」への理解を深め、活動内容をみんなで考えます。
▽サポーター大募集 次回サポーターミーティング
日時:
・12月13日(水)14時~16時
・14日(木)18時~20時
■活動内容
1.学習タイム
学習者1名とサポーター2名ほどでグループになり、自分たちの好きなことや興味のあること、一緒のグループの人に聞いてみたいことなど、自由に会話を楽しみます。
会話がスムーズに進むように、サポーターミーティングで考えたテーマや質問内容も活用します。
2.交流タイム
その日の参加者全員で、日本語を使った簡単なゲームなどをして交流します。時にはサポーターが先生となって、日本特有の遊びや文化体験を一緒に楽しみます。
▽今まで行ったゲーム・文化体験
・伝言ゲーム・ジェスチャーゲーム
・奥さんお絵かきですよ・折り紙・かるた
・すごろく・けん玉・書道・豆まきなど
3.振り返りシートの記入
学習タイムでは誰とどんな話をしたか、交流タイムでは何をしたのか、楽しかったことや気付いたこと・学びなど、活動を記録して共有することで、次回以降の活動に役立てます。
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